息子が九州に帰ってから5日たちました。すっかりむこうの生活にも慣れたかなぁ~なんて思っていたら、本日泣きながら息子から電話ありました。そのワンシーンです。
算数数学が苦手なお子さんをお持ちの親御さんへ
はじめまして。
指導の対象を「算数数学が苦手な子」に限定しているみかん先生と申します。
現在、東京23区を中心に活動させて頂いております。このページではみかん先生の概要を説明したいと思います。
高校数学Ⅱ「累乗根の大小をイメージで!」図で考える数学板書
優れた数のセンスをもつ子は、何がちがうのだろう?
僕はこれまでみてきた「算数・数学のセンスが抜群の子」に1つ共通していることがあります。それは彼らが目の前の問題を圧倒的なスピードで解くのではないということ。
“優れた数のセンスをもつ子は、何がちがうのだろう?” の続きを読む僕の理想的なコーチ像。みかん先生は誉められない。
子どもたちから尊敬されたい、と思ったことがありません。
尊敬はされなくていいんです。尊敬されることを考え始めたら、むしろ授業は上手くいかない気がします。
子どもたちの良き理解者であり、彼ら彼女らの成長を心から願う1人でありたい。
僕が願うのはそれだけです。
「みかん先生って、普通だよ。
違うところはよく話を聞いてくれるぐらいかな。
僕が勉強できるようになったのは、僕の力なんだ。
先生のおかげじゃないよ。これは僕の力なんだ。」
もしこんな会話が生まれることが、僕の目指すべきゴールだと思います。
そこに<みかん先生の力>とかいらないのです。
ただし、こんな会話が繰り広げていられたら?
「みかん先生の授業って分かりやすい。
先生がいてくれたから私は数学ができるようになった!」
会話は嬉しいのですが、こんな僕には修行が必要です。
僕が誉められちゃいけない。本人が誉められている間は「みかん先生」は未熟です。
覚える公式はできるだけ少なくする。
僕の授業はできる限り覚えることを少なくしています。結果的に応用も利くためそうさせています。具体的にどういったものか簡単に説明します。
■具体例
ここに計算方法1つ、公式4つがあります。
【一般的な数学で覚えること】
多項式の計算
(x+a)(y+b)=xy+bx+ay+ab
乗法公式
・(x+a)(x+b)=x2+(a+b)x+ab
・(x+a)2=x2+2ax+a2
・(x-a)2=x2-2ax+a2
・(x+a)(x-a)=x2-a2
この公式は中学3年生で学校でも塾でも暗記させます。
これが苦手な子を専門指導する僕の授業だとこうなります。
【みかん先生の数学で覚えること】
・(x+a)(y+b)の展開イメージする。
・2つのカッコに同じ項があれば特別になる。
覚えることを2つまで減らしています。
数学が苦手な子は、多くの公式や解法を覚えると解き方の混乱が起こります。このように覚えることを少なくすることで、記憶の負担を減らしています。
必ずイメージで導入する。苦手な子への教え方
苦手な子へのイメージを使った学びについて簡単に説明します。
その前に、まずはよくある学習形式を説明した後に、僕が行う図で教える方法(図式)を説明します。
■1-1.よくある学習形式【式を見せる】
まず、子ども(学習者)に問題を見せます。
そして子どもなりに仮説を立てるはずです。
そしてこのあとで計算手続きを教えます。
しかしこれでは子どもは納得できません。
なぜなら、明らかな自分なりの仮説があったからです。
そこでみかん先生の教え方をご紹介します。
■2-1.図式のアプローチ【図から出発】
図式では、はじめに図(イメージ)を与えます。
イメージ確認が、何よりも大切だと考えているからです。
そして次に
「この図を分数の式で表現してみよう。」
と子どもに出題します。
イメージから数が、算数数学の第一歩です。
■2-2.図式のアプローチ【図から式へ】
そして子どもが図(イメージ)を分数で表現します。
ここで初めて未知の分数のたし算を、
目で確かめます。
もちろん、
「5分の2になるんじゃないか?」
という予測もありです。
子ども達の自由な発想を、
ここで押さえつけるようなことはしません。
■2-3.図式のアプローチ【式から図へ】
そしてこの式の答を探るために、
ここで、もう一度、図にもどってみるように促します。
なぜならたし算の本質的な意味を、
この図で確認できるからです。
「2つをたしたら、結構、いっぱいになる!」
これに気づけば、
「5分の2という答は違うなぁ・・・」
と検討がつきます。
そしてなぜ、答が分からないのか?
本質的な課題に直面します。
「2つの目盛が違うから、
どのくらいになるのか分からないのか」
と小さな発見をします。
大人からみれば当たり前のこと。
しかしこの気づきこそが、分数の要なのです。
■2-4.図式のアプローチ【本質理解を得る】
目盛が違うから分からない・・・
ここまでくれば、
「目盛がそろえればい い」
という発想が出てくるのは時間の問題です。
まずは、自分で図に目盛をふる。
そして本当にその目盛であっているのか、
何度も自分で確認します。
このようなたった数秒の確認行為が
「本質理解」を手に入れるのです。
■2-5.図式のアプローチ【方法を知らずに導く】
目盛が合ったところで、
今度は図を式で表現します。
ここで現れる式は、通分された式です。
答も図を使って、方法を知らぬままにできました。
この
「方法を知らずにできた」
という経験が大切です。
その経験の後、初めて「通分」の話が生きてきます。
(通分のアプローチは省略します)
■2-6.僕のアプローチ【算数力の理想】
“通分”とは「方法」
“目盛を合せる”とは「理解」
これらが2つあって始めて算数力は身につきます。
そしてお気づきの方もいるかもしれません。これまでのアプローチは、「概念」「理解」「方法」すべてを踏まえています。こういったことが「算数力の理想」になるのです。
このアプローチは概念→理解→方法という流れをしっかり組んでいるのです。
だから子どもも無理なく方法を吸収できます。
けっして方法の一方通行ではない。
概念から、理解。そして方法へと進む。
図で考えるとは、傍からみれば無駄な寄り道のような気がします。
しかし理想的な算数(数学)の歩み方なのです。
■3.図式の由来【※補足】
私が唱えている「図式」とは、このアプローチの重要な箇所、図から式にすすむ過程、を表しています。
概念の確認は、子どもに教える上でもっとも重要なことです。
それを肝に銘じるために、図式、と呼んでいます。
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