男の子の見栄

公園に息子(5歳)と娘(2歳)を連れていきました。
途中、保育園で息子と同じクラスのとっても可愛いマリンちゃん(仮名)と遭遇。

「ナオくーん」

と息子に笑顔で手を振るマリンちゃん。けど息子はよそよそしい。

「なんだよ…」

と呟き方がいかにも『面倒だなぁ』といった感じ。ちょうど家に戻る頃合いだったので、わが一派はマリンちゃん親子とさよならしました。

その帰り道。
ぼくが子ども2人を自転車にのせて運転していると、後部座席から息子がボヤキました。

「あぁ〜ぼく、マリンちゃんと遊びたかったなぁ」

とっても残念そうな声。肩までションボリ。
えぇ…じゃ、あの面倒そうな態度は一体どういうこと?と思いました。でもそのすぐ後に

ひょとしたら…あれは男の見栄?

そんな勘が働きました。いや、どうなんだろう。

でも仮にそうであっても息子の語彙力じゃ説明がつかない感情、そもそもそんな問いだてする親はナンセンスだ。そこでぼくは

「明日は、ちゃんと遊ぶんだぞ。」

とだけ言いました。
気になるにかみ王子の心のなか。もしそれが微かな恋路なら、今日の彼の態度が見れたのはラッキーでした。

それにしてもあのはにかみ王子を見ていると、男の子って好きな女の子の前でポケットに手を突っ込んで好きではないフリをする生き物なのかなぁ、と思いました。

やってみることが子どもの知識財産になっていく。

授業をとおして、なにを身につけられたか?
“手にしたいもの”と“手にしたもの”は、やっぱり違うんだな。どっちが大切かって?そりゃ手にしたものに決まっている。だからね、とっても気を配るのです。手にしたものが、何だったらいいかな、って。

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