授業のようす

算数が苦手・不得意といったお子さんの認知特性や状況にあわせた算数学習を行なってます。このページでは授業のようすとして、実際に行なっている算数の学習支援をかんたんに説明します。

数の概念を身につけるために

算数は、他の教科と異なり多くの「概念」を学びます。その概念形成には個人差があります。それらの概念が不安定なお子さんには、教具を用いて表情をみながら学習を行います。

数の概念がスムーズに身につけられるように教具を利用してます。

時計、お金の学習なども教具(さんすうセット)を用いて学習をすすめます。日ごろの家庭学習を念頭において、これらの教具は貸出も行なってます。

算数について

低学年で用いられる算数セットの教材です。これらは学年関係なく利用します。
また高学年でも教具学習が合うお子さんもいます。抽象的な学習を分数マグネット(独自教材)などをつ使って学習します。

高学年になると抽象的な数の概念はマジック教具で学びます。

液量のかけ算・わり算の概念を学ぶ教具「数量マジック」。高学年で用います。
算数の概念を身につける教材は、みかん先生の独自プリント教材や市販の教材も使って行なってます。

認知特性に合った学びのために

お子さんの認知特性によって数の世界は様々です。その世界の違いにより、上手くできることとできないことがあります。スムーズにできない場合、その原因を推定し適切なサポートを行なっております。

例えば、下の画像にある2桁×2桁の筆算の計算プリントをごらん下さい。

どこに何を記入するか分かる筆算プリント(独自教材)

筆算の手順を示した支援プリント(独自教材)を使っています。
一見、普通の計算プリントですが、よく見ると薄いオレンジ色と水色が矢印と筆算マスがみえます。

このプリントは、口頭や指さしで筆算手順を説明をされても、うまく身につけられない子のために制作されました。聴覚情報を保持することが難しい子は、このような視覚情報でサポートしたプリントをやると、計算手続きをスムーズに身につけられます。

このようにその子の認知特性をうまくつかみ、躓く場面で適切なサポートを受ければ、お子さんに無理な労力をかけず算数学習が行えます。

算数が楽しめるために

お子さんの多くは、算数の問題を解くことだけに面白さを感じません。そこでみかん先生の算数では、よく絵を描きます。

授業ノート
にぎやかなみかんちゃん(右)と教頭先生(左)が見えます。

問題の状況を楽しいイラスト(みかん王国という架空の妖精の世界で話を進めます。いろんなキャラクターがでてきてノートが賑わいます)で行なっています。小学生の女の子は、このみかん王国にハマってくれます。もう15年以上つづく人気シリーズ(連載企画?)です。
このように楽しみながら学ぶことをいつも心がけています。

動作をよりよくするために

算数では「計算・作図」の場面でいろんな動作が求められます。お子さんの中にはその動作がスムーズにいかず学習に支障をきたすことがあります。
そこで、みかん先生は上手に描くポイントを説明しながら、動作をフォローする文具も紹介しています。

これらの文具は必要に応じて使って頂いております。

算数に関わる能力を育むために

算数学習を少しでも楽しみながら育んでほしいと算数パズルや、楽しい視覚運動の練習(ビジョントレーニング)も行なっております。

算数の独自プリントです
授業の休息で行なう立体パズルです。お子さんに大人気です。

算数パズルでは「推量・論理・空間能力」などの能力を使いながら、育んでもらいます。これらは、学習の合間に「頭の体操」感覚で行なってます。お子様に大人気で、その後の学習は前向きに取り組めています。これらの算数パズルはこのサイトで無料ダウンロードできます。