子どものやる気を育む 賢い親達の日常コーチング-3つの方法[全4回]もくじ
- 第1回「話を聞いた後にとるアクション」
- 第2回「行動の最中にとる大切なコーチング」
- 第3回「子どもが行動を終えた後のアクション1」【今回】
- 第4回「子どもが行動を終えた後のアクション2」
音を立てないように、そーっとです。ガタン・・・。僕の気配に気づかれたか?
リビングのドアが開きます。ガラガラ。
そこにはヨメさん。
「ただいま。」
僕が言うと、ヨメさんは返します。
「今日もご苦労様でした。暑かったし疲れたでしょ。」
たったこれだけの言葉ですが、言われる側はやはり嬉しいものです。
■心温まる言葉
疲れきってヘロヘロで、仕事なんかやってられるかぁ~
というものでは全然ないのですよ?
好きやっている仕事ですからね。それなのにこういう言葉を投げかけられると、なぜか心温まるものです。
疲れていようと、いまいとです。
わざわざ書くまでもありませんが、このような言葉を「労い(ねぎらい)」といいます。
この労いは日本独特のものだそうです。海外ではこれに相当する言葉はありません。
(相手を馬鹿にしていることになるそうです。)
■あまり子どもには言わない?
この労いは大人文化の代表的な言葉ですが、大人から子どもへの労うことはあまりありません。
「いつも遊んでいるから、労いと絶対に調子に乗る」
という意見もありそうですね。確かに子どもって大人と比べると苦労はしていないでしょう。
ゲームばかりしている子をみて、世の中そんなに甘くないのよ!といいたくなる気持ちもあるはずです。
だけど僕はいつも必ず労っています。たとえどんなに試験勉強をせずに試験に挑んでも、それは労うことの対象になるからです。
そこに労うことなんてあるのか?あるんです。あの試験独特のシーンとした雰囲気の中で、集中して取り組んだことへのねぎらいです。
そんなにハードルの低いことを労ってどうするのだ?と思われる方もいるかもしれません。
えぇ確かにハードルは低いかもしれません。でも労う意味は十分にあります。
それは紛れもない事実だからです。
(長い記事なので次の回に進みます。)
子どもの日常コーチング-3つの方法[全4回] 【もくじ】