高校生は時間泥棒をやっつけよう!

真面目にしよう…とか努力しよう…とかもう言わないよ。高校生なのだから。と前置きした上で「使った時間と得た成果」にしぼって考えてみようや。


高校生は時間泥棒をやっつけよう!


3大盗人
高校生に対して言えることってあまりないんですよね。
「これをしなさい」はぼくがいうべき事じゃない。高校生にもなれば普通の大人と変わりない。だから自分で考えて、行動して、省みてという繰り返していくなかで、自分の判断力を上げていく。それだけだと思います。
でも学習予定を聞いてみる中でこんな言葉に出会う事があります。
「先生がこう言ったから〔権威〕」
「ぼくはできるから〔自信〕」
「みんなこうしているから〔断定〕」
この言葉をきいたとき、ぼくはこの言葉がもつマヤカシを想像します。
もちろん、教え子がこのような言葉を発することは構わないんだけれど、それが本当に正しいのか?は分からない。それはぼくにだって。だからアレコレ言わずに、それはそれで隅において、もっと現実的な話をしてしまいます。
「それには時間はどれくらいかかるのかな」
ぼくが教えているのは数学。でもね教え子を支配する時間に教科は関係ありません。
とにかくぼくは尋ねるんです。それが英語だろうが、化学だろうが、国語だろうが。
「3時間ぐらい」
と答を引き出したら、今度は実際に一部分だけを実行してみて時間を計ってみる。すると単純計算で、スムーズに進んでも15時間ほどかかることが分かる。読みが甘かったことに気づきます。
でも重要なのは次ですね。
きみは何を得るのか?
Aくんが学校から出された夏休みの宿題は教科書を写すというもの。かれは真面目なので言われた通りにやろうとするのです。
「これをやって君は何を得るの?」
「えっと…学校の先生に叱られない。」
「つまり評価されるわけだね。」
「うん」
「それは君が求める成果とマッチしているの?」
すると言葉が出ない。
彼は数学や英語の学力をつけたいというのが目標だったのです。
「やらない方がいいのですか?」
「君自身が求めるものでなければね。」
「でも先生に何を言われるか…」
ぼくはキッパリ。
「それをやるのは15時間。
 先生のグダグダを聞くのは長くても1分。
 14時間59分の君の二度はない貴重な時間を
 どうするのかって話だよ。」
結果的に最小限に行うという方策を実施することにしました。それでも時間はかかったけれど。
そして浮いた10時間を数学と英語に時間を充てちゃえばいい。
成果だけ考えよう
ぼくがやっている事は簡単なことです。かれにとって何が成果なのか?をハッキリさせる。それだけなのです。そしてかれらの身の回りにある余計な行動時間、言い替えると成果とはなんら関係のない時間をいっしょに発見していく。そしてそれらを排除する。
高校生になると教える時間よりも、そのような成果へのプログラムを考える事の方がずっと重要だったりします。教え子たちといっしょに時間泥棒をやっつける。
「盗人猛々しいとは、時間泥棒のことだな。」
かつて教え子の一人が言ったけれど、ほんとその通り。
しかも他の泥棒より質が悪いのは、盗まれたモノって二度と取り戻せない、とこなんですよね。