計画が崩れる理由は、本当に優先すべきことを知らないから

自分の正直な気持ちを軸に計画を立てよう。自己管理する時間記録&計画について書きました。

高校時代にもどって

このところ高校英語の勉強を再度はじめました。ちょっと英語を教える必要が出てきたので…。

なぜ英語?その経緯を話せば長くなるので、また、その話は別の記事にゆずるとして、ぼくが勉強すると決めたときこんなことを考えました。

『高校生のときにやっていたことをまた再現しては?』

それから1週間ぐらい経過したとき高校生たちに、その時間記録表を見せてみました。ここまでが前置き。

先生は計画倒れしないの?

B5の紙に1週間分のタイムテーブル。茶色とオレンジ色で勉強に使えない時間を埋められています。茶色とオレンジ色が塗られていない時間こそが、勉強が可能な時間。

『そのやり方は同じだけれど、時間の使い方は今と昔じゃ違うんだよねぇ』

なんてことをいいながら、ぼくがそれを照れくさそうに見せたときの高校生らの反応はこうでした。

「計画倒れにならないの?」

話を聞いてみると、このような時間計画のスケジュールは必ず頓挫してしまうとか。実現したことがない。なのに先生はフラフラしているにも関わらずキッチリと計画通りになっている。なぜか?

この質問を聞いたとき、おぉやってよかったなぁ、と思いましたね。高校生のぼくだって役に立つじゃないか。いや、高校生のぼくの方が役に立つのかな?って。

「計画は完全にそうはならないよ。
 むしろ修正の繰り返し。
 修正を含めての計画だよ。」

そしてぼく、まぁペチャクチャ偉そうに話し、聞き、話しました。その会話の中で高校生らが失敗する理由のひとつが分かった気がしました。

それは「本当の優先順位」なのです。その点が高校生は曖昧でした。

今、勉強より価値あるものは?

ガラにもなくぼくは偉そうに言いました。

「ぼくは君の親でもないし、高校の先生でもない。
 だからむしろ遠慮なく言うけれど…
 勉強より価値あるものってあるじゃない?」
「ある!!!」
「それを宣言することが、計画のはじめの一歩なんだよ。」

高校生に勉強より大切なものがありますか?と親御さんの声が聞こえてきそうなので、ぼくは耳を塞ぎます。

でも、あるんです。絶対に普通の高校生はある。まずは、大切なのは勉強より価値があるもの知って、それを紙面にしっかり公言できるかどうか。

それが計画する上でもっとも大切なんです。それを口に出すと叱られると考えるからダメなのです。

ちなみに、ぼくがタイムテーブルに塗った茶色とオレンジ色。それがぼくにとっての勉強より上に価値あるものです。

  • 茶色=授業時間
  • オレンジ色=家族と過ごす時間

最初に、それ以上に価値あるものに時間を充てて、その空いた時間のなかで勉強をする。まずはそこが最初の出発点なんですよね。

部活動・友だちなどは、今しかない。

高校生の身の回りにはたくさんの時間があります。それは本当に必要なものだ、と自分が思えばタイムテーブルに時間を割り当てる。そうして俯瞰的に見つめなおす。

勉強時間がほとんどなかったら?

それはそのとき考えればいいじゃないかなぁと思います。勉強よりそれだけ価値あるものが、身の回りにそれだけあるのも幸せと言えるし。

また、いろんな物事の本当の価値を見直すいい機会だと思います。結局は“自分を大切にする”という行為が、計画そのものなんですよね。

また計画については書きます。