板書はポイントを書き留めよう!ノート術

ノートの4機能を押さえましょう。

ノート術を教えることは難しいです。
情報をどのように整理するか?それ以前に情報をどうとらえるか?という感覚がまず大切です。

ノートの機能は4つあります。

  • 写す(メモする)
  • まとめる
  • 解く
  • 検索する

そのノートは4機能のうちどれか。それをちゃんと認識する必要があります。(これをちゃんと理解できる子そういません。クラスに1人か2人かぐらいかでしょう)

■2つの機能を使うT君

弟子にしてくれと言ったT君は、1年ぐらい前からノートのとり方がドンドン上手くなってきました。

特に化学はうまい。ルーズリーフと普通のノートの使い分けもよく出来ています。

メモするか?
まとめるか?

という2つの視点たち、そしてどの情報をキャッチしてどの情報を捨てるのか?そこも分かっています。

■化学を聞く。メモする。

今、T君の学校の化学の先生が、ほとんど板書を書かないらしく、教科書に載っていないことをドンドン口頭ではなすそうです。

黒板をメモ代わりにペラペラと書くのですが、これがクラスメイトから大不評。

試験で何が出るのかを話してくれない。

というのが殆どの意見だそうです。しかしT君、なかなか面白い男です。

「化学の先生、最高なんですよ。教科書に載っていることなんて言わずに、そこには載らない大切なことを話すんです。

それをぼーっと聞いていて、書き留めるべきところだけノートに走り書きしています。板書を映させる先生って駄目ですね。あれってただの作業です。」

彼は何とも厳しいことを言うのですが、これは良くわかっている証拠ですね。