マンションが危険…地震が残した爪あと

自然の恐ろしさは十分にわかっている。
そんなこれまでの「分かっている」を
東日本大震災は想像を絶する地球のパワーで
「分かっているつもりだった」に変換しています。
マグニチュード9.0
今、この小数以上に恐怖を与える数が存在するでしょうか。
9.0はあの大きな揺れになり、
そしてすべてを飲み込んだ津波になる。
私たちはこの数の意味を、
これから二度と忘れることができないでしょう。
■壁や梁にヒビが
そして震源から遠く離れた我が家にも、
この地震は大きな爪あとを残しました。
我が家は今回の地震で
壁と子梁にヒビがはいりました。
全部で12箇所。
もし今、関東直撃の地震がくれば、
もたないんじゃないかと思いました。
■夜、家に妊婦と幼児を残す
授業で家を留守にするのがとても怖いです。
家内はお腹の大きな妊婦で、
息子はまだ言葉が通じない2才。
悩みに悩んだ挙句とりあえず、
家内と息子を九州の実家に帰しました。
ただこれは根本的な問題解決ではなくて。
でも引越しとなると一大事。
私が物件を決めて、
私が引越しを手配して、
そして家族を迎える。
これも難しい。
余震があるたびに、
余震以上にブルブル震えています。
東北の被災地の方々は、
もっと恐ろしい日々を過ごしているのでしょう。
一刻も早くいつもの生活に戻れることを願います。