文章題のわかる配列はどうするのか?

文章問題をどのように配列するか?基本・発展という配列ではなく、もっと細かい配列が必要だと考えています。


■問題配列で授業力があがる?
大手学習塾では、問題の編集の仕事があります。
問題の配列プランを講師が作り、
編集会議で他の先生に絞られる…という恐ろしいものです。
あぁなんとも可哀想。
しかしこの問題配列を経験した先生は、
問題配列を経験していない先生よりも、
ずっと授業がうまくなると言います。
理由は簡単です。
問題を配列の作業を経験することで、
学習順番を踏まえた授業展開ができるからです。
また授業をする中で、子供たちの様子をみて、
問題配列を組み替えることもできます。
わかる授業力を培うために、
問題配列に取り組むことは、
授業力向上の有効手段です。
■配列はいろいろある
ところで、この問題配列。
これは目的によって意味合いが異なります。
授業進行のための「概念理解の配列
問題演習のための「演習理解の配列
実力を試すための「試験の配列
それぞれ気をつけるべきことが違います。
例えば、概念理解の配列。
これは問題を並べるというより、
子供達へのアプローチという意味あいがあります。
プリントの指示を通して、
発見があり、理解に繋がる。
これらは正解率云々ではなく、
みんなが分かることが目的です。
だからわかるを考えて、プリント作成にあたります。
一方、試験の配列は力を試すことが目的です。
子供達の能力分布・理解分布を考慮しながら、
難易度の異なる問題を配列します。
簡単すぎると試験がなめられますし、
難しすぎると批判が出てきます。
いろんな生徒達に対応した、
問題レベル選定が重要です。
このように問題配列1つとっても、
とても奥が深いのです。
これらの配列は経験がモノをいう世界。
今日明日で、できるものではありません。
■では、問題配列する教師は
 素晴らしいか?

そんな大変な問題配列を、
研究に明け暮れる先生はどうでしょう。
教科研究熱心な先生として、
大変素晴らしいのでしょうか?
私は、
「研究熱心なのはいいが、
 ある側面からみれば良くない。」

と思っています。
意外に思われるかもしれません。
理由は簡単です。
学校の先生は教科研究のみが、
仕事ではありません。

それ以外の大切な業務があります。
子供達と遊ぶこともそうですし、
学校を離れていろんな世界を垣間みることも、
とても重要な仕事だと思うのです。
問題配列は、
授業力をあげる効果的な方法ではあります。
が、それに時間を費やすには失うモノも多いと思います。
■詳細な配列・指導箇所はどうする?
では、授業研究なしにどうやっていい配列を組めばいいのだ?
となります。この解決方法はとてもシンプルです。
問題配列を熟知している者から、
もらえばいいのです。

配列には大きな箇所から、詳細配列などあります。
授業をする先生は、
それらをすべて知る必要はありません。
配列のポイントだけ知っていれば十分です。
配列を組む先生と同じレベルで、
授業ができるはずです。
これって車の運転と同じだと思います。
私たちは、車の構造なんて詳しく知らなくても、
アクセル・ハンドル・ブレーキが分かれば車は動かせます。
車の構造理解(=問題配列の理解)は、
運転(=授業)とあまり関係がない。

細かいことは詳しい者に任せればいい。
そう私は思います。
では、その詳しい者とはどこにいて、
本当に配列を教えてくれるのか?
という疑問が残ります。その点はご安心ください。
そのような変わった人物は、どの時代にもいるものです
これが意外と近くに。。。
灯台もと暗しといいますしね。