正解率80%!!連立方程式<br>中学校で図式指導法が実現!!

「図式」指導法による教育現場の授業支援。
生徒たちが苦手とする連立方程式・文章問題で高い正解率!!しかし望んだわけではない??


■正解率80%が実現!その舞台裏は?
公立中学I先生のご協力により、
図式指導法による学習支援を中学2年生で行いました。
授業支援したのは、連立方程式の文章問題。
個数、はやさ、平均、割合などあつかいます。
この連立方程式は多くの生徒たちが苦手とする単元です。
計算手続きが複雑に感じる上、
さらに文章問題となると手も足も出ないという生徒は少なくありません。
そんな難しい単元で正解率が80%だった理由?
それはいろいろ考えられます。
ただ、この正解率を支えるある数値がとても高かったので、
その影響は大きいと思います。
そのある数値とは、図解率です。
■図解率94%
図解率とは、子供たちが触れた問題の中で、
どの程度、図解に持ち込めたか?という数値です。
この図解率が正解率を押し上げたといえるでしょう。
下の数値を見てください。
◇問題を読む(100%)
→図解する(94%)
→式をたてる
→答を求める(80%)
生徒たちは問題を読み、図解し、式を立て、答を求めます。
この流れで図式の授業は進みます。
子供から受け取った達成度表をみて、統計をとり、
この図解率がわかったとき、私はほっとしました。
図解率は子供の理解を支えるデータであり、
授業の状況もわかるの重要なデータなのです。
■図解率は「授業参加率」
図式指導法が目指している授業は、
生徒たちみんなが参加できる授業です。
塾に行っている子も、行っていない子も。
授業に遅れがちな子も投げ出さずに、
はじめの一歩をみんなと歩みだせる。
「どうせ俺にはわからない」
「どうやればいいか分からない」
そんな子を1人でもなくそう!
私は授業プランを考える中で、
そこにこだわりました。
全員が参加できる授業。
そんな夢のような授業づくりなのです。
高い図解率が達成できたということは、
生徒達みなが、図で考える授業に取り組むことが出来た現れです。
ではまた今回の授業支援の取り組みの舞台裏、
ここについて詳しく書きたいと思います。