ゲームは脳を破壊しない!復活させる!

子供たちはゲームが大好き。「最近、何しているの?」ときくと、夢中になっているゲームの話。
私はこのゲームに大きな可能性を感じています。


■勉強ができない状況
「どうしたの?元気ないね」
子どものはっきりとしない表情をみて、
私は言いました。
「部活が3時間あって…
 疲れて、さっきまで寝ていました」
つまり、部活動⇒疲れた⇒うたた寝⇒私と勉強
ということらしいです。
このような状況で勉強をするというのは、とても大変です。
昔は子供を起こすつもりで、
声を張り上げることも度々ありました。
しかしこのところ。
このような状況になると、私はニタニタと笑ってしまう。
■(   )をしようぜ!
おもむろにバックからグリッドの紙をとり出す私。
そして子供の前にそっと置きます。
子供は、何のことか分からない。
そして私は笑顔で、
「おい、5目並べするぞ!」
と問題発言。
五目並べとは、
ご存知の通り碁盤を使ったゲームです。
私は碁盤を使わずに、
それを方眼紙を使ってやろうと言うのです。
もちろん初めての子供は驚きます。
「勉強は?」
「するよ。五目並べが終わったらね!」
「は…い」
「勝負は3回。いいね?」
「は、はい…」
そして赤色鉛筆と黒の鉛筆を方眼に、
書き込んで始めるのです。
実はこれ。
授業のウォーミングアップ!
なのです。
■統計で見えた!ゲームの力
「高い授業料を払っているのに、
 五目並べを始めるとは!」
と不愉快に感じる方いると思います。
確かに貴重な授業時間を5目並べに費やすことに、
私も罪悪感のようなものが初めはありました。
しかし、この5目並べのゲーム効果を検証。
すると驚くべき事実が判明したのです。
この五目並べを終えた後に、
子供に尋ねてみました。
■ゲームの後の質問
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【質問1】今、眠いですか?
  7人中6人が「いいえ」と回答。
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この後に、授業を行います。
そして授業の最後にもう一度、質問します。
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【質問2】授業に集中できましたか?
  7人中5人が「はい」と回答。
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この結果、すごいですね。
この7人は、主に中学生。
はじめ授業に集中するどころか、
眠たくて授業を受けることすら難しい状況でした。
しかしこの子たち。
たった3試合の五目並べで一気に目が覚める。
それは授業終了まで続くのです。
これ子供たちがウソついたんじゃ?
と思いたくなりますが、みんな本当に素直な子です。
そこにウソはありません。
■眠気が覚めた2つのワケ
これは私の所見ですが、
子供たちが眠気が吹き飛んだ理由は2つあると思います。
1つ目は、親和感。
これは子供の気持ちを配慮し、
ゲームを行うことで私に対する親和感が生まれたからだと思います。
このような些細な出来事で、互いの信頼関係はさらに良くなります。
そして2つ目は、ゲームの持つ刺激。
これがとても大きいですね。
どんなに疲れていても、脳は意外にタフです。
少し面白い刺激があれば、
すぐに「どれどれ」とムクット布団から起きてきます。
■脳は眠らない
このゲームの持つ刺激性というのは、
脳にとって強化注射みたいなものです。
五目並べでで刺激が起こり、
勝った、負けたで更なる刺激が起こる。
一度、脳は興奮状態になると、
今度はなかなか眠れなくなります。
ですから残りの1時間50分。
7人中5人が授業に集中できた!となったのです。
長い2時間という授業。
スポーツでもウォーミングアップがあるように、
学習にも緩急をつけることは重要だと思います。