ミクロの世界にこだわる、その教材制作とは・・・

教材制作は、ミクロの中で子供たちと会話をする。
プリント制作を通して人間のすごさが垣間見れます。


■突然現れた!ミクロの入口
「先生、このプリントさっきと違うね。」
プリントを受け取った子供が、書き始めてすぐに言いました。
何をっているんだか…。
「そりゃ同じ問題じゃないよ」
「そうじゃなくて、
 プリントがなんか違うんだよ。」
「は?」
プリントを見てみました。
見たところ全く同じ形式のものです。
一体、何が違うのか?
違うのは数値だけです。
子供たちに、気にせず続けるように促しながらも、
この子のいう言葉が気になりました。
■ミクロがわかる
目を凝らしてみると、確かになんか違う。
一見同じなのに、違う。
何が違うんだ???
「むむ… ん?? まさか…」
自宅のパソコンを立ち上げて、
問題となっているプリントファイルをみてみました。
「やっぱり…」
その子が違うと言っていた事は確かにそうでした。
前のプリントと後のプリントは、書き込み欄の点線の幅が違ったのです。
問題はその違いです。
線の太さが 0.05mm 違う。
皆さん、この違いわかりますか?
■大発見!0.05㎜の理解度の影響力!
実は線0.05mmの違いというのは、
私達大人でもわかるものです。
並べてくらべればの話ですが、本当です。
私はこの出来事がきっかけで、
つくるプリントに線幅・線種に気を配るようになりました。
そう書くと、こう思う方もいるでしょう。
そんな線の幅にこだわっているけど、
それとプリントが何か関係あるの?
たかだか0.05㎜。
仮に見えていたからといって、
気にするな!といえば済む話。
しかし、実はこれが大いに関係あったのです。
線幅を1㎜変えただけで、
子供の理解度が上がった、というプリントも実在します。
また、問題の配置の幅を5㎜変えただけで、
子供たちの集中力が切れなくなった、というものもあります。
小さな線種、線幅。
子供たちはその小さな幅や長さを見て、解釈をします。
そこには子供にとって、
心地よい線幅があり、心地よい線種があるのです。
0.05㎜の幅に拘らない限り、
これらの発見には気づけない。
一体、どんな影響があるのか?
いつか実例を挙げて説明したい気持ちでいっぱいですね。