みかん先生の色をつかった教え方は、図と式の関連・変化部分の表示・図形の表示・手順の指示・種類のイメージ化・情報の分離・段落の表示・など8つの効果があります。本記事ではそれについて詳しく説明します。
これまでの算数数学の指導現場であまり考慮されなかった色の存在。みかん先生は色の効果に注目して教えています。
その1:図と式の関連が楽にわかる。
図で示される数式部分を色でアンダーラインをひきます。
「図の中のココの計算部分は、ここだよ!」と色で語りかける。もっとも用いられる色の技術です。
その2:変化部分を示すことができる。
複雑な式の展開の場面では、どの部分がどのように変化したのか、一目では分かりません。
そこでポイントとなる変化部分を色で示します。こうすることで展開の流れが整理できます。
その3:隠れた図形を見やすくすることができる。
複雑に絡み合った図形の問題では注目すべき図形の存在を見抜くことが難しいものです。
それぞれの図形を分かりやすく目立たせることができます。
その4:手順を示すことができる。
1つの図に手順的な説明が必要な場面では、1色の手順番号振りでは分かりにくいです。
手順の1つ1つを色で分けて示すことで、すっきりとまとめることが出来ます。
その5:量の種類をイメージで分けることができる。
みかん先生が特に注力を注ぐ技術です。
図の表現された量をさらに色で区別することで、算数・数学の概念を効果的に身につけることが出来ます。
その6:式を区切ることができる。
計算式のパートごとに色壁を作ります。はっきりと色で区切ることで、子どもたちの視点も定まりやすく、理解の手助けをします。
その7:段階の該当部分を示すことができる。
証明問題には大きな流れが存在します。それぞれの部分が何を示しているのか?大きな視点で証明の流れを把握できます。
その8:表をしっかり整理できる。
分かりやすく表現しきれない資料の整理も、色を使うことで飛躍的に分かりやすく整理できます。グラフの整理も色で関連付けることで、一目で資料の内容も把握できます。
【その他の関連】
・“図で学ぶ”いいこと
・“絵で学ぶ”いいこと