学校選択は「中学受験の割合」も気に留めてーその理由

以前、書いた記事において―わが子の学校選択において「中学受験の割合」も気に留めた。―と書きました。できれば中学受験の割合が少ない学校を選択する。その個人的な理由について。

小学校は何で選ぶ?

公立の学校を選ぶ時、その学校の善し悪しをいろんな側面で計ります。学校の雰囲気や、学級崩壊の有無、いじめの頻度。そして先々で中学受験を考える人にとって、中学受験の割合は大切な情報の1つです。

そんなわが家の場合、子どもの学校選択にあたって気にかけたのはこの「中学受験の割合」。中学受験の割合が低い学校を選択しました。

今、ゆったりとした小さな公立小学校に通っています。今のところ、息子にとってこれが正解だと思っています。その判断の理由について少し書きます。

ゆったりとした学校を

ふつう中学受験の割合が高い公立校では、中学受験を考える子たちが学力テストで90点以上をとります。それが学校全体の大半になるでしょう。

その中で恐らく学習理解が不十分な息子なら、50点…いや、時によってはそれに満たない可能性もあります。すると勉強においてバカにされることがあるかもしれません。本人が自然に劣等感を抱きだす。それは避けられません。

すると、あらゆることに消極的になる。彼の可能性を狭めてしまう。ぼくはわが子に対して<心持ちが一番大事>と思っています。

よって、学力熱心な世界からはちょっと遠ざけて、ゆったりとした学校を選ぶことにしました。それが彼に対するいい環境だと思っています。

親がそわそわしない

また併せて中学受験の公立校では、保護者の文化もそれに変わってしまいます。学年が上がるにつれて「◯◯さんは中学受験をするらしいよ。」という声を耳にしだす。すると保護者であるぼくとヨメ「うちは関係ない」と思っていてもはザワザワするでしょう。

これって余計な不安ですよ。そういったものを避ける為にも、そこを選ばない選択をするのです。

彼にとって何が正しいのか?

今や、知識基盤社会の到来によって、その中学受験の意味が重要になってくることは間違いありません。さらなる教育の質の向上は問われるでしょう。ただ決して忘れてならないのは、その子の特性を見て彼にとって何が正しい教育の質なのか?ここをちゃんと熟考していくことだと思います。

まぁこれがなかなか難しいのですが…。