今年も残りわずか。できるだけ心の内を書いてみよう。

年賀状の話が出て、カードの話題が出て、帰省のスケジュールが出てくる。12月が近づけばもう今年を振返り始める。だから少し今年の頭の中の棚卸しをしよう。

ときどき、このブログの記事を読み見返すことがあります。
書いている文章はその時々のぼくの智恵を絞って書かれたものです。それでも、ほぉ〜そんなことを考えていたんだ!とぼく自身が過去の考えに驚くこともあります。昔と今は何が変わったのか?を考えてしまうんです。先日も、かれこれ長い付合いの教え子と話をしました。

「先生は風貌は全く変わりませんね。
でも授業はすごく変わったなぁ。」

9年目、8年目、7年目の子がいて、とんで5年目の子。皆がそれぞれ、大迫先生は変わったと言います。

それは彼らが変わったからだよ。小学生だった彼らを、高校生にもなって同じように扱えるわけはないだけ。世の中のアレコレが分かってくれば、接する僕も変わらなければならないのです。(あ、このことは過去に書いたかな?)

まぁでもね。それを差し引いても、やはり変わったな、と思います。
例えば算数や数学。過去のぼくは苦手をどう克服するか?なんてことをよく考えていたけれど、今のぼくは「苦手とどう向き合うか?」に傾いています。苦手は苦手として考える。それを前提におく。

授業のすすめ方も、昔はシステム的に進めていたけれど、今はコミュニケーションや雰囲気を重視。回りから見れば馬鹿話にも聞こえなくないけれど。授業の中では、その子の考えや過程、そして結果などをフィードバックさせることに主眼をおいています。

まぁそれも全ての子に対してではないけれど、その割合が徐々に増えてくるかもなぁ。結局、全体的な成果についてこの流れの方がいいので。