勉強型SNSを上手に活用するための大切な心構え

こりゃ、いいぜって思った勉強タイプのSNS。色んな便利な機能もあり、正しく使えれば強力な助っ人になります。ただ、それを上手く使えるかは扱う人の心がまえ次第です。



勉強型のSNSを上手く活用するための
大切な心がまえ

その一昔前の勉強と言えば、ねじり鉢巻をしめチャンチャンコ着て、暗い裸電球の下でカリカリと鉛筆の音をたてながら、ただ黙々と猫背で取り組む。そんなイメージがありました(ちょっと遡り過ぎかな?)。
まぁさすがにそんな勉強の仕方をやっている子は、今ではかなりの少数派だと思います。そもそも裸電球があまりないですからね。
しかし、21世紀は違います。
自宅で勉強だけではなく、図書館、マック、またはレンタル自習室等で勉強をしたり。そして1人でコツコツというものより、皆と一緒に!というタイプが増えています。そんな子どもたちの気持ちを上手くすくっているのが、勉強型SNS「Studyplus」 。うん、これぞ勉強プチ革命かもしれません。ちょっと面白いですよ。
SNSといえば、ぼくらはミクシィーやフェイスブック等を思い浮かべますが、そういったものとはだいぶ内容は異なります。基本スタイルは、自分が勉強する教材を申告してその時間をアップする、というもの。スマホなどの端末にアプリを入れれば、IDをもらって誰でも参加可能です。もちろんアプリも参加費も無料です。
実はこのぼくもこっそり参加しています。
子どもたちと取り組むための授業の予習、そして復習などの時間を掲載しているのですが、これがまぁ便利なんです。
特に、アプリ内に勉強時間を記録するタイマーはいい。
たとえば、数学問題集Aを勉強しようと思った時、事前登録した数学問題集Aを選択して、タイマーセット。勉強が終わったときに、ボタンを押す。実施した問題ページや問題番号などを簡単に記入して、おわり。

スタディープラス_本棚.jpg

この作業だけで、いつ、どの問題集を、何時間したのか?がその場で集計されます。さらにそのデータをもとに棒グラフや円グラフで表示。これがいいですね。これまでチクチクと紙で記録していたのが、馬鹿みたいです。

スタディープラス_グラフ.jpg

とここまでが、このSNSのいい話。
でもこのSNSに参加するにあたって、やっぱり気をつけないといけないなぁということはあります。
その1つは、SNS内の交流を大きな目的としないこと。
SNSは交流してなんぼの世界ですが、このSNSは別。あくまで「勉強の手助け」という意味で位置づけすべきでしょう。他の見知らぬ人と多少の交流はあっても、グルグルと徘徊して、お友達を沢山作って、というところに目的や楽しさをおいてはいけません。
勉強は?となります。
(徘徊していた時間も記録して表示してくれたらいいのに…なんて思いますが)
もう1つは、やっぱり1週間の学習タイムテーブルはつかうということ。
勉強時間を記録したから、奇麗なグラフとしてそれが表れて、なんとなく学習管理をすたような気分になりますが、それでは1週間という流れで”どのように時間を組み立てたのか?”が見えてきません。
目先の問題集をこなす記録に追わればかりだと、その短期的・長期的な時間の使い方を掴めなくなります。
ぜひ、この学習タイムテーブルはやっておくべきだと思います。
とは言うものの、このSNSをつかえば、タイムテーブルの記録は簡単にできます。あとは週始めに行なうとられる時間のベース作成だけでいい。
この2点を気をつければ、メリットはとても大きいと思いますね。