ふとしたとき川柳が浮かぶ今年のぼく

お礼状を川柳にして、それで終わったはずなのに。今年になっても、気づいたら川柳を作っています。まぁぼくもひっそりと年を重ねたんだろうなぁ。


ふとしたとき川柳が浮かぶ今年のぼく

誰かに頼まれたわけでもなく。
それが必要とされるわけでもなく。
それなのに、1人で川柳のこしらえ。
なんか妙。
これまでこんなことって、
なかったんだけれどなぁ。
近ごろは
「あぁ今を、何か残したい」
と思ったら、
浮かんでくる言葉を拾って
五七五に当てはめてしまう。
最初のきっかけは、
元旦に家族みんなで登った金峰山(鹿児島)。
ぼくの両親、ぼく、姉、妹、
それぞれの家族、総勢14名で登ったとき。
登山と言っても階段型の山で、
わずか20分ほどで頂上へつきます。
そのとき杖を持って登る母親を見ました。
ぼくは娘の歩調と合わせていたので、
母より少し遅れて歩いていて、
ぼくが母の背を見るような格好でした。
「一句できそう…」
葉っぱを拾う娘の手をひくヨメにそう言うと、
ぼーっとあたりを見て、そしてポンと出てきました。
金峰山 のぼる母の背 杖の音
これが今年、最初の川柳。
そして翌日、こんどはヨメさんの実家で、
ぼんやりとひとり散歩。
ヨメさんが子どもの頃に遊んだと神社がある、
と聞いて参拝してみたのです。
古い石垣は所々崩れていて、
境内はひっそりとしていました。
1512547_680618258655046_1892521755_n.jpg(境内のパノラマ写真)
境内の奥にはブランコがあり、
『これで(ヨメさんは)遊んだのかもな』
と想いを馳せ、そのとき、ぽっと生まれた川柳。
冬小道 幼き嫁と 逢える哉
これが2つ目の川柳。
それから東京に戻った今も、
日常のワンシーンで川柳をこしらえています。
正直、どれも下手な歌ばかり。
さっきはこんなものを。
冷ご飯 10時を待とう 鮭茶漬け
食いしん坊が作る歌ですね。
下手の横好きとはこのことです。