ぼくにとっての指導法の意味が腑に落ちた

「どうして指導法なんて作ったのだろう?」もう2年以上も悩んでいる全くおかしな話。しかし昨晩(13年03月11日01時ごろ)、こういうことじゃないかなと思い始めてすぐに指導法の概要文を書きました。それをここに転載します。


ぼくにとっての指導法の意味が腑に落ちた
その図式指導法の概要文は以下の通り。
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世間には「すぐに伸びる学習法」とか「誰でも分かる指導法」とか、脚光を浴びるような類のものが多数あります。しかしこの図式指導法はそのようなものではありません。
図式指導法の使命はシンプルです。

算数数学が苦手な子たちへ学習の手助けをする

実際に苦手な子に限定して指導し、その成果のあった方法をまとめてここで発信しています。
ときどき「苦手な子を理解させる指導方法」と受け取られることがあります。それは違います。
たしかに苦手な子たちの多くは「前より算数(数学)がよく分かった」と話してくれますが、算数数学が苦手な子たちの中には能力的な特性もあるため、すべての単元をみんなが理解できるわけではありません。
「全てを理解することはできないかもしれない。」
むしろ図式はこの現実を受け入れた上で「どのように教えるか?手助けできるか?」を考えています。
苦手な子たちの学習ストレスを軽減させ、これまでチンプンカンプンだったことが少しわかる。これはできることです。すると算数や数学がちょっと好きになれる。
これらは子どもたちにあわせて教え手がやり方を変えることで、十分にありえるお話です。ぼくはそんな“あり得る話”を作れたら…と指導法に託しています。
この教え方の中には一般的な考えかたと大きく異なる部分もあります。その教え方に反論をもつ先生がいるかもしれません。しかし子どもを主役に考え「何が正しいのか?」を思いめぐらせれば、この特殊な指導方法もある状況においては正しいとぼくは考えています。
ここで提供している数百まいのプリント類はすべて無償で配布しています。1人でコツコツ作りました。
もしお近くに算数数学が苦手な子がいたら渡してあげて下さい。
ただこの図式指導法はまだ完成しておらず、まだ完成にはほど遠い状況です。指導法の行く末を、皆様の暖かい眼差しで見守って頂けたら、小心者のぼくとしては嬉しい限りです。

追記:指導法の名称は「式を書くまえに図を描いて考えよう」というぼくのかつての口癖をそのまま遊び心を交えて“図式”としました。(図を書いて式を書くと図式となります)

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以上です。ちょっとスッキリしました。
図式指導法についてはこちらをごらん下さい。