“わが子にあった家庭教師“は、どんなところを見れば分かるのか。そこのあたりをまとめてみました。これから家庭教師を依頼しようとお考えの方は、一度、ご覧になって下さい。
誠実だろうか?
優れた家庭教師の第一条件は「誠実さ」です。
それは、子を想う親御さんへ、成長していく子どもへ。その両方に対して誠実であることです。
常に誠実な態度でいられる家庭教師は、子どもから強い信頼を集めますし、親御さんへの強力な真のサポーターになれます。誠実さは選ぶ際に真っ先に考えて下さいね。(もちろん“誠実=仲良し”ではありません)
自分たちのニーズにあっているか?
どんなに優れた学歴・実績・指導力があっても、子どものニーズに先生の強みが合っていなければ意味がありません。
わが親子は何を求めているのか?と少し立ち止まって考えてみて下さい。次第に自分たちにとって優れた家庭教師は誰なのかが見えてきます。
状況への対応力はあるか?
家庭の状況はめまぐるしく変化します。そんな中で状況を冷静に把握して、そのとき解決すべき問題(課題)を見つけて対応できることも優れた家庭教師といえます。
先生自身の価値基準・思い込み・一般常識からはなれて、その家庭が必要とするサポートを実行できる、そんな柔軟な思考力をもっている家庭教師と出会えたらいいですね。
勉強(研究)熱心か?
研究熱心とは、教科の解き方や教え方だけじゃなくて、それぞれの子どもの性格や強み(弱み)などの把握に努めて、どのように対応すれば子どもがより良い方向へ進めるかな?としっかり考えられることをさします。
「やる気がないからこの子はダメ」と他人が一蹴するところを「どうしてやる気が出ないのか?」という出発点から考え始める家庭教師はいい先生だと思います。
子どもは本当に“その人”求めているか?
ここが最後のハードルです。本当に子どもがその家庭教師を求めているか?イヤでイヤで仕方ないのではないか?を正直な気持ちでチェックしてみて下さい。
たとえ上の1〜4の条件にすべて当てはまっても、子どもがその人を嫌がっているのであれば、その家庭教師との授業からは何の成果も得られません。最後はマンツーマンの世界です。
■追記1
実績が豊富な家庭教師でも、お子さんにとって優れた家庭教師であるかは全く別です。もしかしたら隣に住むよく挨拶を交わす大学生の方が、お子さんにとってずっと優れた家庭教師であることも十分に考えられます。
■追記2
1回の体験授業ではその家庭教師がご家庭にあっているかどうかの判断はつきません。まずは授業回数を4〜5回に限定して、家庭教師を依頼することをお勧めします。その授業を終えたあとわが子にあった家庭教師と分かれば、改めて正式に依頼すればいいと思います。