子供の特性を授業に生かすためのプロファイル。

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子供の特性を考慮して授業を行おうと、この半年間、プロファイル作りに励んできました。項目を付けたり減らしたりしながら、どうにか大きく2つの領域、8つの項目にまとまりました。そのプロファイル8項目を説明します。


■子供それぞれにあった授業がある。
これまでマンツーマンで授業を行なう中で、その子供の特性を踏まえて授業を行ってきました。
ただ、この半年もの間、教え子たちの個性や特徴へさらに細かくフォーカスして、授業を組み立ててきました。その授業を考える際、子供たちの個性の側面を具体的にリスト化したものが、今回のプロファイルです。
■領域を2つに分けた。
僕が製作したプロファイルは特性を2つに分けています。

・考え方
・学び方

考え方の領域では、
学び手がどのような考え方をして、
どのような方向に進むことが多いのか?
そういった心の部分のプロファイルです。これは目標のたて方や意思交換等を行う際に重要な手がかりとなります。
以下の4項目が考え方の4項目です。
【考え方の領域の項目】

特性項目 タイプ
1.価値観 ※多様です。
2.主体 能動タイプ・受動タイプ
3.方向 希望タイプ・回避タイプ
4.判断 自己タイプ・他者タイプ

また学び方の領域では、
学び手が目標に向かって進むなかで、
情報をどのようにキャッチして、どのように整理するのか?
そのような学びの特性部分のプロファイルです。これは教え方や促し方を選択する際に大切な判断材料になります。学び方の項目は以下の通りです。
【学び方の領域の項目】

5.手段 平行・順序
6.着眼 全体・詳細
7.種別 類似・相違
8.知覚 視覚・聴覚・体感

■8項目が基本。
このプロファイルは8項目と少ないものです。
僕が実際に授業で使うプロファイルは、
教える子によって項目を増やすこともあります。
ただしこの8項目が大切な基本部分なので、
このプロファイルはどの子に対しても念頭に入れて教えています。
と長々とプロファイルについて話してきましたが、これだけで授業は成り立ちません。
その子が秘めた能力があり、また就学状況などもあります。プロファイルはそういった指導の中の判断材料の1つといえます。


ブロック.JPG息子の玩具:同じ形に入れる玩具。最近、形を見せるだけで、キャラクター名を答えます。子どもって怖いですね…