確率の小テストとバレンタインデーのはなし

テスト.jpg「先生、見てよ!」と教え子のO君から渡された2枚組みの小テスト。間違えたのはたった1問でした。多項式より確率の方がよくできている。そんなO君のテストの話…ではなく、バレンタインデーの話とか。


■「来月は大切な月ですね」
O君は1月に言いました。
そして「今月は重要な月ですね」と2月に言いました。
2月と言えばバレンタインデー。
僕は気になって尋ねてみたんです。
「で…貰える当てはあるの?」
「それが…」
僕は胸を撫で下ろしました。そこには健全な男子中学生がいるじゃないですか。そうそう。当てはなくとも期待はあってのバレンタインデー。
と思っていたら……僕は侮っていたようで。
■「5個だって!」
僕は驚きました。
「うん。貰っちゃった〜」
そんなウソォ……
「今なら正直に言えば許すよ。
 どこのコンビニで5個も大人買いしたんだい?」
と冗談まじり。
「ほんと貰ったんです」
と言って机の引き出しを開けると可愛い小包がちょこんと座っていました。しかも手作り感たっぷり。『この机の引き出しに、マンガとゲーム以外の物がやってくる日が訪れるなんて……』と成長を感じるのです。
そして自分の今年を考えるわけです。
■あぁ2012年
わが家には女性2名がいます。
となると愛のチョコ2個ゲットは確実!と思えますが、今年はアクシデントが発生。
ヨメがインフルエンザにかかってしまい、息子娘の世話は僕がすることになったのです。まぁチョコのことすら忘れていました。

ただその日に授業で伺ったKさん宅の奥様から義理チョコを頂きました。
ありがとうございました。

まぁ僕の話はどうでもいいですね。
ただ1つだけ。ここで僕は健全な中学生にエールを送りたいです。
■羽ばたけ中学生諸君
君たちがカレンダーの2月を気にするのはよく分かる。それが1年の中で唯一28日までしかないとか、4週ぴったり月とかではなくて。それまで何気なく食べているチョコレートが、急に特別な存在へ変わるひととき。
でもね。安心していい。
ほとんどの中学生は貰えない。
僕の長年の経験による推定では、本命チョコを貰えるのは…

1人あたり0.17個

これがいいラインだろう。1人1個もない。6人に1人が1個貰えるという計算だ。
だから健全な君は貰えないことを嘆くな。それは嘆くだけ無駄ってなもんだ。
さぁ顔を上げて堂々と前を進もうじゃないか。
それでも道は続くのだから。
追記:閏年の29日をバレンタインデーにしちゃえば、日本全国の男性諸君が一喜一憂するのは4年に1度になるのに…と思ったのは僕だけ。

確率のテスト確率のテスト:「4ではなく5だから!」と強調。確かに1の差は大きいよね。この勢いで学年末も行こうぜ!