「図式か図色かそれが問題だ。」-指導法を改めて考える。

図式の始まりは「図を書いて式を書く」でした。
当時、図の要素が主だったのです。
それから2、3年経過して色の存在が極めて子どもたちの理解に影響することが分かりました。ずっと色についての板書を研究していました。
高等数学になるとますます数学は抽象的になり、倫理的になります。そのなかでの色の存在は理解の大きな手助けになります。関数にせよ、数列にせよ、三角比にせよ。板書1つがイメージをつかさどる右脳を刺激するものであれば、子ども達はしっかりとその背景を理解できるのです。
そうしてくると「図」と「色」の2つが、僕の指導法の中で存在感を増してきている。「図を書いて式を書く」より、「図と色の指導法」というイメージが強くなってきています。これは少し困ったことです。
もう少し様子を見てみたいとおもいます。