日曜日、息子ナオと娘を近くの公園へ連れて行ったのです。その時に偶然出会った女の子が、保育園でナオと同じクラスの子でした。その時のワンシーンが、勝手に親の心をワクワクさせたわけです。
これはわが家の「はにかみ王子」の恋なのか?
公園に息子ナオ(5歳)と娘カナを連れていきました。
途中、保育園でナオと同じクラスのとっても可愛いマリンちゃん(仮名)と遭遇。
「ナオくーん」
とナオに笑顔で手を振るマリンちゃん。けどナオはよそよそしい。
「なんだよ…」
と呟き方がいかにも『面倒だなぁ』といった感じ。ちょうど家に戻る頃合いだったので、わが一派はマリンちゃん親子とさよならしました。
その帰り道。
ぼくが子ども2人を自転車にのせて運転していると、後部座席からナオがボヤキました。
「あぁ〜ぼく、マリンちゃんと遊びたかったなぁ」
とっても残念そうな声。肩までションボリ。
えぇ…じゃ、あの面倒そうな態度は一体どういうことだ?
と思いました。でもそのすぐ後に
ひょとしたら…ありゃ男の見栄?
そんな勘が働きました。まさか…いや、どうなんだろう。
でも仮にそうであっても息子の語彙力じゃ説明がつかない感情、そもそもそんな問いだてする親はナンセンスだ。
そこでぼくは
「明日は、ちゃんと遊ぶんだぞ。」
とだけ言いました。
気になるにかみ王子の心のなか。もしそれが微かな恋路なら、今日の態度が見れたのはラッキーでした。
あのはにかみ王子を見ていると、
男って好きな女の子の前でポケットに手を突っ込んで好きではないフリをする、そんな生き物なのかなぁ、と思っちゃいました。