今回、「算数力プリント」の中でも空間系プリント「立体をうつす・立体をかく・ブロックのかず」を改訂しました。立体図がうまく描けない(イメージできない)お子さんに配慮し「取り組みやすさ」を重視した構成にしました。
描きたいけど描けないジレンマ
どの子もきれいに立体図を描きたい気持ちがあります。しかし能力的な弱さ(空間認知力が弱い・手先の器用さに欠ける)があると、なかなかうまくいきません。
今回の空間系算数力プリントの改訂では、特にそんな子たちへ配慮し、細かく工夫を凝らしたものとなりました。その3点を説明します。
1.たったの4問
他のプリントと同じように、プリント1枚の問題数を4問にしました。問題を少なくすることで解く時間が短くなり、隙間時間にも取り組むことができます。全問正解で自信をつける。スモールステップという観点からも問題数は少ないほうがいいです。
2.図は大きく、目印もつける
細かいスペースに図を描くのは難しかったりします。特に定規を使って描きたい場合は、ある程度のスペースの広さが必要です。そこで1問の立体図そのものを大きくして、定規でも描きやすいように工夫しました。
覚認知の弱さがあると、情報を正確につかみとれません。そこで正しく情報を手にできるように、問題と解答欄の点線に目印(番号)をつけました。線を読み取り、写す際の重要な手がかりとなります。
3.問題は解答スペースの上に
空間認知の弱さ、視覚認知の弱さなどの影響があり、視覚情報をうまく捉えることができない子もいます。特に左右の動きは難しく、細かいミスが生まれやすいです。そこで全ての問題において問題は上、解答欄は下と「上下配置」に統一しました。右利き・左利きどちらにも対応できます。
工夫は以上です。
今回の空間系算数力プリントは、空間認知に困難をもつお子さんに、実際にやってもらい取り組み方や感想をもとに修正を続けました。まだ細かい部分など工夫の余地が残っています。その点につきましては、これから先も子どもたちの声に耳を傾けて改善していきたいと思っています。
プリントに誤りなど見つけましたらお知らせください。