プリント全滅か…焼け野原からの出発

一瞬先は闇です。昨年のクリスマスの朝、子どもたちがプレゼントで喜ぶその横で悲劇が起こりました。

その悲劇が起こる前日、ぼくはラジオで沢木耕太郎の「~MIDNIGHT EXPRESS 天涯へ 2021~」を聞くつもりでウェブサイトを訪れました。その番組サイトの中で、与謝野晶子が源氏物語を3度翻訳したエピソードに目が止まりました。

彼女はその2度目の途中に、関東大震災によって原稿を焼失。それで諦めずに15年後に3度目の翻訳を出版した。

すごい。

源氏物語ってとても長いですよ。その原稿が消えるなんて、彼女は絶望感はいかほどだった。でも彼女はそこから15年の歳月をかけてまた書いた。そして3度目の出版をした2年後、彼女は死去しました。

彼女は残りの生涯を源氏物語の翻訳に捧げたわけです。ぼくは彼女の中にある「源氏物語を翻訳する」ことへの意志の強さを感じました。

そしてその話を読んだ翌日、クリスマス。ぼくに悲劇が起こりました。

プリントデータが消滅

突然、ぼくのMacが壊れました。ぼくも家族も頭の中が真っ白。修理代の見積もりは数万円でした。

ぼくは頭を抱えました。いや、修理代はいいんです。問題は、自動バックアップが外れていてプリントデータが全て消えたことでした。

何年も何年も作り続けたものが一斉に消えました。ゼロです。ぼくは焼け野原にポツンと立っているような気分でした。

これなんだ…

与謝野晶子の絶望がわかりました。

もう呆然とするしかなく。年末は頭をよぎるだけで気が滅入ってしまい、ずっと考えないよう努めていました。そして新年になって、この焼け野原状態から、やっと前を向くことができました。

授業の影響とこれから

まずこのところ教えている子たちは、市販の問題集や学校配布のドリルで対応していました。ですから授業に直接ダメージはありません。ただどうしても必要なプリントもあります。

まずそれらのプリント10枚ほど挙げて、そこから優先的に制作していくことにしました。そして不要なプリント(代用できるもの)は徹底してつくならない。

せっかくなのでこれを機会に、与謝野晶子の源氏物語を読んでみます。もちろん、バックアップの設定をした後に。

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