春の算数予習における3つの心がけ

春休み中の算数指導は新学年の算数の予習が多いです。この予習のなかで特に「深追いはしない」ということを強く心がけています。この春、小学4年生になる息子も指導時間の空きをみて教えていますが、基本的にスタンスは同じです。

算数が困難な子は予習ギミに

今、ぼくが教えいている子は、集団のなかで上手く学べない=学ぶべきことを吸収できない、という状態にいます。このような子たちを教えるとき、復習か?予習か?について考えます。

通常は復習を重視します。子どもたちに学校で学んでもらい、後にぼくが学校の先生のやり方をみます。その上で、子どもがどの程度身につけたか?その方法がその子の学習特性にどの程度あっているのか?を判断し対応します。

しかし、春は予習で進めていきます。学校の授業でいいスタート切れた。それだけで子どもの算数への苦手意識は軽減されるからです。ただ先ほどの復習とちがい、新担任の教え方が分からない状態です。その前段階でどのように対応するかについては神経をつかいます。そんな予習を行なう上で3つのことを心がけています。

1.フォローすべきことを明確に

ぼくが指導している子たちの予習目的は「学校の授業が受け取れる状態をつくる」です。よく予習とは「先にどんどん教えること」と思われがちですが、それは1つの例であってそれだけではありません。

例えば、集団の中で先生が発する言葉を受け取ることが難しい(聞き漏らしがよくあり、授業が分からなくなる)子がいます。そのような子にとっては、誰かがそこで学ぶべきことを「向かい合って」話をしてくれる。これがありがたい。そのありがたいが予習です。

このように子どものもつ特性でみていけば、フォローすべきことを明確にして働きかけることが大切です。

2.教科書を中心に行なう

予習については、特別な学習教材を用いらず、学校の教科書をよく使います。その理由は、学校の先生が「教科書の教え方」に基づくことが多いからです。教科書を使わず授業を進めても、子どもたち平日の宿題で教科書に準拠したドリルが出されます。失敗の確率を減らすためにも教科書は抑えどころです。

3.出来なくても慌てない

これは保護者の方によくお伝えすることです。予習の段階でできなくても慌てません。教科書の説明では分からないこと、が分かった。そういう肯定的なものとして捉えます。

教科書の捉え方は標準的なひとつの方法にすぎません。それが出来なければ、その子の認知とあった別の方法を学べばいい、それだけです。そういった教える側のその子の認知予習という意味合いもあります。

まとめ

今、空いた時間に4年生になる息子の算数もみています。息子の場合も同じで、単元において躓きが想定されるところを、教科書を読み上げて内容を確認する。そして会話やノート板書を通じて、考えを引きだす。

「単元の概要をつかんだな」

と思えば、それでおしまいです。学校で学んで分かることをぼくが教える必要はありません。みんなで学ぶ機会を奪わないことも大切だと思っています。

 

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