『たとえカレンダーがよめなくても、保育園の有無が分かるしくみを作れないかなぁ』と思っていました。ぼくが頭を頭を振る回転し、考え抜いた末に思いついたのはあまりにシンプルな方法でした。
「今日は、ほいくえん？」
朝、朝食を作りながらぼくは「今日は保育園に行く日だよ。」と答えます。
これは毎日、ぼくとナオとの間に行われるやりとり。
ナオはカレンダーが読めません。だからぼくに尋ねます。質問されるぼくの手間はたった「あるよ」「お休みだよ」の一声だけですが、それでも正直な気持ちを言えば『それぐらい自分で把握しててよ…分からなければ自分で調べてよ…』と思います。だから一日でも早くカレンダーについて理解して欲しい、という気持ちが夫婦共にありました。
まだカレンダーは読めない
そんな親の勝手な要望で、彼にカレンダーの見方を教えよう！と思案しましたが、すぐにその困難さが分かりました。そもそも言葉が十分に伝わらないので説明が難しい。
さらに（数字はどうにか分かりますが）文字が読めない。月曜日、火曜日という曜日をどう教える？という課題が浮きぼりになりました。
『やっぱり難しいのかなぁ』
そう諦めかけはじめたとき、カレンダーが読めなくても保育園の有無ぐらいは分からないか？と思いなおしました。
すると、ある日、パーン！と思い浮かびました。実に簡単な方法。そしてその方法を息子に教えたところ、すぐに分かってくれました。その方法はこちら。
その日の保育園の登園の有無をしる方法
【Macの画面をみる】
１）Macのマウスのスクロールを押す
２）画面の大きな数字（日付）をよむ。
【カレンダーをみる】
３）カレンダーから画面の数字を探す。
４）その数字が黒なら保育園あり。（赤か青なら保育園はお休み）
とこれだけです。
うちのMac（パソコン）はワンクリックでその日の日付がでてきます。だからすぐに日付は分かります。
また、一般のカレンダーは月曜日から金曜日は黒で、土曜日が青、日曜日が赤です。土日や祝日は保育園がお休み。つまり保育園に行く日というのは、日付の色は黒なのです。
というわけで、彼に教えるべきことは…
Macに表示されている数字が、
カレンダーのなかで黒だったら保育園に行く！
だけで良かったわけです。
まぁ追々は彼にカレンダーの見方を教える、というか、次第に彼もそのしくみを掴んでいくはずです。それまではこのシンプルなルールで、その日の一日を想像してほしいなぁと思います。長い人生でみれば、こんな時期も一瞬なので。