子どもたちを焦らせた一見普通の年間学習プラン

今年は、スケジュール感覚を育むとりくみに焦点をあてています。
子どもたちと一緒に自分の学習スケジュールをつくる。どのタイミングで、何をするのか?をお互いに把握する。
そんななかで生まれた週刻みに学習プラン表。これがノンビリタイプの子たちに効果てきめんでした。


子どもたちを焦らせた一見普通の年間学習プラン

別に意地悪をするつもりはなくて、
4月になったことだし…受験生だし…
ということで年間スケジュール表を作りました。
年間スケジュールって、時間のスパンとして当然長い。
すべては現段階の未来想定。ずっと先の話です。
先のことは分からない、と子どもたちは言うでしょう。
(いや、言いますw)
でも仮にそうであったとしても、
未来時間を捉える必要はあります。
だってその先々を見据えた上で、
今、何をするべきなのか?
が分かるのですから。
そんな「先々を想定する」感覚を
子どもたちが培っていく。
それが今年特に力を入れているところです。
さて、それで作ったのが、
週刻みの年間学習計画表。
別に大したものではありません。
この問題集をどのタイミングでするの?
という大ざっぱな流れを掴む程度のもの。
年間学習プラン.jpg
工夫ポイントは3点。
そこには1週間のうちにで、
自学で確保できる学習時間も書く。
この欄があれば、無茶苦茶な学習時間設定はない。
また、すべて計画表の縦軸に
想定される問題集の欄を設けました。
そうすることで、
「あぁやるべきことって多いんだな…」
と感じられるはず。
さて、それを見せた現役高校3年生の子たち。
皆が口を揃えたのは
言わば当然の現実でした。
「受験まで時間って少ないんですね。」
「うん…けして多くはないね。」
「学校の先生が…あと43週って連呼してたけど、
 ふぅーん、としか思わなかった。
 これ見ると…すっごく短く感じる…」
そうか…
たしかにこれを眺めていると、
残された時間の短さを強く感じられます。
使い勝手を考えて、1枚の紙に収まるように設計しただけなんだけれど。
これが思わぬところで吉とでました。
まっそんなわけで、
この年間計画表を柱として、
今年度も頑張ります。

※2014年4月から2コマほど空きがあります。
 授業をご希望の方はご連絡下さい。