自分の声や言葉を検証。授業評価を検討中。

「利用頻度の高いものほど価値がある」
分厚い六法全書と小さな絵本、どちらが価値が高いか?法律家に聞けば六法全書というだろうし、3歳の幼児に聞けば絵本というはずです。これこそ利用頻度による価値。ただ、意外と忘れてがちです。
■体系化も大切だが…
算数数学の体系化は大切です。
それは突き詰めれば突き詰めるほど発見があります。しかし小数の体系化は毎日使いません。小数を毎日教えませんから。頻度で言えば体系化は低いものです。(注:ただ小数を教える際、この体系化は頭に叩き込んでおかないと、子どもの躓きは分かりません!)
では体系化よりも価値あるものは何か?それは効果的板書だったりします。小学生から高校生まで、板書は間違いなく発生するからです。これは重要です。
そして近頃、板書のように利用頻度の高い道具を考えてみたんです。いつも使っているのに、その重要価値に気づいていないものは?まさか、あるわけないですよね。全部気づいているはず…
それがあるんです^^
気づいていないものが。それはちょっと目に見えない道具です。
■見えない「僕の声」
授業で使われる僕の声はすぐに消えます。発したその瞬間に消えます。しかし板書と並んで声も重要でしょう。いや板書は間違えたら消せるけれど、声は出したときが完成品。こっちのほうが配慮すべきことだったのかもしれません。なんでこれまで気づかなかったのでしょう?一番の大切なところなのに。
そうそう。
これまで何を言うか?何と言うか?についてはよく考えていたのです。こう説明すればいいとか、そういうものです。しかしその声が単語イメージとあっているのか?それは確認していませんでした。
声のスピードやテンポ。繰り出す単語の種類。単語のイメージ。
授業を離れた後、ちゃんと検証してみるべきでした。
■ボイスレコーダー
早速、ボイスレコーダーで授業を録音始めました。そして自宅で検証してみました。いろんな発見がありますね。
・声が高い。
・立って説明するとき、スピードが若干上がる。
・くだらない話が子どもの意識に有効にに働いている。
人の声に合う言葉ってなんだろう?とか思ったりするんです。昔は自分の声を聞いたりすると気持ち悪いものでしたが、30を超えてしまうとそうでもないですね。
うわぁ~素敵なボイス!なんて冗談もいえますね。