学校や塾の先生ならさほど重要視あれませんが、
プロ家庭教師なら必ず身につけておくべき技術があります。
それは「コーチング技術」。
時と場合によってはティーチング技術より、コーチング技術の方が重要かもしれません。
コーチングは子どもたちの心や考え方の成長を促す技術です。
これはマンツーマンの家庭教師なら、教える技術(ティーチング)と同じように重要なのです。いや、たとえ教え方が下手でもこのコーチングの技術が優れていれば、子どもは十分に才能を生かしそしてドンドンと伸びていくきます。(余談ですが、現在、私が教えている中でも勉強はほとんど教えずに、このコーチングのみで受けている子もいます。)
■コーチングの誤解
さて、コーチングなんて聞くと、なんだか人を励ましたり思い通りに操る技術のように受けてとられがちですが、実は大きく異なっています。
コーチングとは一言で表現すれば、こうなるでしょう。
子どもと一緒に懐中電灯を持って解決のカギ探しをすること。
僕が探してあげる訳ではなく、子どもだけで探す訳ではない。
共に歩みながら共に探す行為なんです。
だから私からの命令は一切ありません。いろんな状況をみて判断材料を共に精査していく。そして共に考えを深める。
成功したら、成功の理由を考える。
失敗したら、失敗の理由を考える。
そうしたトレーニングを繰り返し、1つ1つの経験を積み上げていくものです。そしてそれぞれの長所や癖、気持ちの動きを理解する。また自分にあった効果的な計画設計を築いていくものです。
■1時間が5時間を生む
なんだかこれが本当に効果に結びつくのか?と疑問に感じるかもしれません。結論から言えば、コーチングをした1時間後に1時間分の学力が上がることはありません。ただし、1時間のコーチングで5時間の濃い自主学習を生むことよくあります。自分の気持ちの整理や、学習の方向性が見えると、途端に子どもは自分で走り出します。走っている最中に僕は必要ありません。
つまりコーチングとは、
「自分開拓の地図」
といえるのです。本ブログでそのやり取り等をできる限り掲載したいと思います。