不合格はちっとも無駄じゃない

漢字検定に落ちたら,その費用は努力は無駄なのか?その質問に答えました。

娘(中学2年)は定期試験が終わって,やっと漢検の勉強に戻りました。

しかしすこし時間が空いたせいか、覚えたところを忘れていました。本人は合格するかどうか少し不安げでした。

夜,ぼくと漢検の勉強をしていたとき、娘がぼくに言いました。

「もし漢検に落ちたらさ、やってきた努力も受検料も無駄になるよね」

え?

ぼくは「ならないよ」とすぐ答えました。

「だって合格しないと意味ないでしょ」

「いやいや,それは違うよ。無駄にはならない。もし無駄になるのなら、勉強せずに合格したときかもね」

娘はキョトンとしてました。

ぼくは、漢検は級を手に入れるために受けるんじゃなくて、漢字を身につけるきっかけとして受検をするんだと話しました。

「だからそれに向かって勉強して漢字を身につけて、その上で不合格だったのなら損でも無駄でもないよ。」

「じゃもし落ちても…また受けていい?」

「うん。構わないよ」

娘はすこし安堵しました。

その後2人で漢検の勉強を続けました。これも親子で過ごす貴重な時間です。