マンションが危険…地震が残した爪あと

自然の恐ろしさは十分にわかっている。
そんなこれまでの「分かっている」を
東日本大震災は想像を絶する地球のパワーで
「分かっているつもりだった」に変換しています。

マグニチュード9.0

今、この小数以上に恐怖を与える数が存在するでしょうか。
9.0はあの大きな揺れになり、そしてすべてを飲み込んだ津波になる。
私たちはこの数の意味を、これから二度と忘れることができないでしょう。

■壁や梁にヒビが

そして震源から遠く離れた我が家にも、この地震は大きな爪あとを残しました。
我が家は今回の地震で壁と子梁にヒビがはいりました。

全部で12箇所。

もし今、関東直撃の地震がくれば、もたないんじゃないかと思いました。

■夜、家に妊婦と幼児を残す

授業で家を留守にするのがとても怖いです。
家内はお腹の大きな妊婦で、息子はまだ言葉が通じない2才。
悩みに悩んだ挙句とりあえず、家内と息子を九州の実家に帰しました。

ただこれは根本的な問題解決ではなくて。
でも引越しとなると一大事。
私が物件を決めて、私が引越しを手配して、そして家族を迎える。

これも難しい。
余震があるたびに、余震以上にブルブル震えています。
東北の被災地の方々は、もっと恐ろしい日々を過ごしているのでしょう。

一刻も早くいつもの生活に戻れることを願います。

東北大震災-地震の為に徒歩で帰宅しました。

お昼過ぎの授業を終えて、
教室に向かうために表参道の地下鉄の駅にいました。
そのとき、地震が発生。

構内は騒然。一部パニックになりみんなが外へ走り出していきました。

その流れに私は押し流されまいました。
<地震の際は外にいるよりも地下の方が安全>

ふとそんなことを思い出し、地下にとどまることにしました。
(東京ではガラス張りの建物が多く地震で割れて落ちる方が危険だから)
しかし携帯の電源も切れて、地下鉄の復旧も見通しがたたない。

家族みんなでまとまっていたいため、自宅までちょっと遠かったのですが歩いて帰ることに決定。夕方18時過ぎです。



大きな地図で見る
分かりやすい通りを歩いたために、時間は3時間半ほどかかりました。
被害状況を知ったのは自宅に帰ってからです。

地震、そして大きな津波。

大変なことになっている・・・・・・。
JRもまだ完全復旧には至っていないらしく、どうしても家族が気になるので、土曜日の授業は全休にさせて頂きました。

ご迷惑おかけします。

子供の問題を「変化のきっかけ」にする

北風と太陽の話です。

「えぇそうなの!!」と私。
「先生、ひどいでしょ。」
「そのショックは分かるよ。」
今回成績が落ちてしまい親からゲームを取り上げられたと子供が言いました。

「先生もそういうことあったの?」

私は暗い表情で言いました。
試験の点数が悪くて、1ヶ月ゲーム禁止になったこと。
あれは酷かった…と肩を落しながら。すると子供はいいました。

「親の立場で取り上げるのってオカシイですよね。」

むむ…。少し私は考えました。

「いや、おかしくはない。
 これはごく普通のことだよ。」

■親の強制力

子供からすれば、試験結果で関係のないゲームに響くことが
どうも納得がいかないということでしょう。

気持ちは分かります。でも親の強制力ってあるんです。
これはアレコレ言っても仕方ない。
それにすこし探ってみると、これは強制力の問題ではなかったりします。

「お母さんは試験の結果次第で
 ゲームを取り上げるといったの?」
「そう。」
「なるほど。
 で、それに君は同意したのかな?」
「はい…」
「じゃ約束だったのだから仕方ない。」

残念なのですが、約束は約束です。
私にはどうしようもありません。
ただ彼はどうもゲームが取り上げられたことが
ショックのようでした。

■ではどうする?

そこで私はこれはいい学習の機会だと思いこの子に提案をしてみました。

「じゃあさ。
 ゲームを取り戻すにはどうすればいいか、
 ちょっと考えてみてはどうだろう?」

私はこんなことを言いました。

約束の内容はどうあれ約束してしまったことについて、それをどうこうはいえない。

だったら考えを変える。
それをできるだけ早く返してもらう方法を、今、考えてみればいい。

「頼み込むとかですか?」

私は首を横に振り
イソップ物語の北風と太陽の話をしました。

■太陽になる

人間のコートをとるために
北風は風をビュービューと吹いた。
人間のコートはとれない。
太陽はポカポカと日光を人間にとどけた。
人間は体が温まり自らコートをとった。

その中に解決のヒントがあると言いました。
「太陽になるんですね。」
私はにっこり笑いました。
「お母さんがゲームを返したくなる状況を
 これから君が作ればいいんだよ。」
彼は何かを感じ取ってくれたようです。

■変化のきっかけ

このあと彼がどのような計画で
ゲームを取り戻すのか?私はとても楽しみです。
彼の中にあった強制力という問題。

これに拘っても変化は起こりません。
問題は強制力が発生した原因にあるのです。
なぜこのような状況になったのか?ということでしょう。

親の立場になって考えれば、ゲームを取り戻すことなんてそう難しいことではないのかもしれません。

解決手段は結構単純です。

<変化のきっかけを与える。>

私は子供とのやり取りの中で、
とても大切なことと思っています。