不便益で特別な参考書へ.
当然ですが、いい参考書とはなんだと思いますか?
情報が大量に載っているもの。人気のもの。どちらも違います。
それは、利用する人のレベルにあっていて「最後まで使い続けられるもの」です。
だから参考書は「何度も手に取りたくなるもの」でなければなりません。しかしそのような参考書は、誰も用意してくれません。
だから自分で作らなければなりません!
そこでぼくは娘にアドバイスしました。
参考書に「見出し」をつけてください。
これはとても面倒臭い作業です。手作業が好きなのでぼくも手伝ってあげたい。
でもそれを彼女自身の手でやってもらいました。これは自分やってこそ意味があるからです。

では、なぜ参考書に見出しをつけることで、何度もとりたくなるのか?それについて説明します。
情報を区切ることで「学習ハードル」が下がる
まず、まとめのページにすべて見出しをつけるだけで、気持ちの上では「その参考書を制覇した感」があります。
まだ何も勉強していないのですが…まずはそれでいいんです。
そしてどんなに分厚い参考書であっても見出しをつければ、ちょっと少なく見えるんですね。
あれ、印象変わった!これだけやればいいのか…これぐらいならできるかも!
と思えてしまう。学習ハードルが下がってしまう見出しマジック!
そして学習の筋道が見えてくるんですね。学習初期の段階では、このポジティブな気持ちが大切。いいスタートを切ることができます。
使いやすくなり、学習効率が向上する
当たり前ですが、見出しをつけると自分が調べたい情報へすぐ辿り着けます。
あれ、なんだったっけ?と思って、見出しから該当する単元をさがして、指をかければすぐにページに辿り着ける。
使い慣れると1、2秒で知りたい情報に到達できます。ネットで調べるよりずっと早いんです。
そうすると自分にとって使いやすい参考書になる。すると他の参考書へ目移りしにくくなります。
愛着が深くなり、モチベーションがあがる
見出しに指をかけて、本を開くと求めていたページが出てくる。たったこれだけのことでも嬉しいんです。
なぜなら、自分で頑張って貼った作業努力が「使いやすさ」となったから。そこに成功体験があるんですね。
だから参考書はもう「トロフィー」なんです。
するとどんどん使いたくなります。すると少しずつページが擦り切れます。参考書はアンダーラインで汚れるでしょう。見出しもシワシワになります。
そうすれば
こんなに頑張ったんだ!
というモチベーションが向上する流れになります。
あの、大切なことなのでもう一回、書きます。
参考書で大切なのは「最後まで使い続けられるもの」です。途中で参考書を変えるというのは、それまでの学習をチャラにすることと同じです。
最後まで一緒にゴールできる相棒をつくる。そのために自分で労を取る。
見出しには認知科学や心理学の観点から強力な学習効果がありますが、自分で作ることによってモチベーションや愛着といった情緒的な効果も期待できます。
あ、これ不便益になりますね。
というわけで、そろそろ参考書に見出しをつけたくなりましたか?

