中学受験生だからこそ立体を確認しよう

なんでこんな大切なことに気づかなかったのだろう。

中学受験の子の授業前に予備解き・板書確認をしていたときでした。

六角形の切断面の問題

ふと、手が止まりました。

うーん

これまで、このような複雑な問題(立方体を切って正六角形になる)だと、切断のポイントを解説して、実際に練習してという流れで終わっていました。

しかし果たしてそれでいいのだろうか?と思ったのです。

中学受験の授業では、解説すべき問題が多すぎます。いつも時間がたりない。それでこのような立体確認は端折ります。

しかし子どもたちは、実際に切断された立体を間近に見せたことがありませんでした。

冷静に立ち止まって考えました。

むしろ中学受験生だからこそ、ここにこだわるべきでは?

これが立体で現れたら「隠れた部分の存在」「切断面を空間として認識する」「展開図のつながり」がわかります。理解がより深まります。エピソード記憶となって、ずっと残り続けるでしょう。

よし、ここはしっかり立体として確認できるようにしよう!

というわけで展開図を作り替えました。

きれいにふたつに分かれるような断面図の展開図を考えた

そして実際に組み立てて確認です。

これを外すとこうなります。

「ぱか!」

六角形が現れました。

うん、これでわかるな。

でもこれを見せて、「はい、こちらが実際の切断面です!六角形です!」と言っても面白くない。

そこでもう一度、この展開図を作りました。こちらを授業で渡そうと思います。

渡し方にもひと工夫。

六角形の解説が終わった後に

ところでさ、六角形がほんとうに現れると思う?

と問いかけてみる。

はい、思います

ぼくはさ、嘘だと思うんだよ…こんなの信じられない

そんな感じで子どもを揺さぶります。

そして「確かめてみないか?」といって展開図を渡すのです。

こういう流れで渡した方が、(少なからずぼく個人としては)楽しいです。

ぼくの方で展開図は作っていますから、あとはこの斜め線の部分だけ切って、組み立てればいいです。

本音をいえば、子供たちに図面・切断からやってもらいたいです。その方が立体をより深く学べるからです。しかしそれまでやるのは(時間の都合上)かなり厳しい。よって組み立てだけにしました。

どんな反応をするのか楽しみです。