とても小さな話です。
これまでずっと(それは20年以上)、ぼくは対面授業で「鉛筆」を使っていました。
鉛筆は芯が柔らかく、濃淡や強弱をつけやすい。軽いところも魅力です。
(中高生では細かく書い字を書くためシャープペンシルを使うこともあります。)
それが2ヶ月前から青色ペンを使いはじめました。そのペンは無印良品の「さらさら描けるゲルインキボールペン・0.5mm・青」です。

このペン、書き心地がいい。インク切れがない。替芯もあって、リーズナブル(90円:25年9月現在)。
この3点だけでも満足してます。
しかしこれが「青色ペンをつかうメリット」じゃありません。個人家庭教師のささいな話ですが、記録としてつらつらと書いていきます。
まずは使い始めたきっかけから。
はじまりは「青は見やすいですね」でした
授業中に鉛筆の先がつぶれたので、代わりに青ペンをつかったときでした。
「青ペンって見やすいですね」
高校生の子が言いました。
たしかに、見やすい。
色の出がいい。発色もいい。鉛筆の掠れた感じがなく文字がクリア。
ぼくとして間違えたら消せない緊張感が常にあります。できれば鉛筆がいい。
そこで、ふと思ったのです。
他の子はどう感じるだろう?

次の日、他の子の授業でも青ペンを使ってみました。するとどの子も好評でした。それどころか、ぼく自身もこれまでにないメリットを感じはじめました。そのメリットを3つ紹介します。
メリット1:やはり文字が見やすい
シャープで発色がいい。濃淡がない。また線幅も一定です。だから板書の仕上がりがいいんです。
それだけではありません。
40代後半にさしかかったぼくの悩みは老眼。はい。だから、線のキレは見やすいんです。とても大事ですね。
メリット2:「青は先生」とわかる
子供たちは基本的に鉛筆(シャープペンシル)を使います。色は黒です。
ぼくが字を青にすることで、ぼく(先生)と子供たちの文字を色で判別できるようになりました。
お子さん | みかん先生 | |
基本の色 | 黒(鉛筆) | 青(ペン) |
振り返りがしやすいのです。
メリット3:消しゴムで消えない
ぼくはノートに問題文・表・図をよく書きます。
その横に子供たちが書きこむのですが、当然、間違えます。すると書いた文字を消しゴムで消します。
その時に、ぼくの図表がペン字だと消しゴムで消えません。これが子供たちに「消しやすくなった」と好評でした。
まぁそんな感じです。
近年、ズーム授業の割合がおおくなり、対面授業は徐々に少なくなってきました。でもノートにサラサラと書くのは気持ちいいですね。
いつまでも健康に楽しく授業ができたらなぁと思います。