プリントのレイアウト実践中継2

日常

プリントのレイアウト実践中継の第2弾!
テーマは「バリアフリー」を考えよ!です。

見やすい問題配置く


これは前に変更したアイソメ図というプリントの問題配置です。
この問題配置を今一度、考えてみたいと思います。この配置をみて、斜め上に置く必要があるのか?と思います。

確かに直線は斜めですが、それよりもずっと見やすい構成はあります。それは「左右並列」です。

このように左、右にキレイに置く配置です。こっちの方が、断然、よく見えませんか?これもプリントで用いられる構成の1つです。左と右は、ブロックの表現は違いますが、その他は全く同じです。

左を見ながら、右を見る。
次第に左の数字部分に、形が浮かんできます。これなら、子どもたちも解きやすい!に違いありません。前の斜めの配置よりもずっと分かりやすいです。しかしこの配置には、1つ問題があるのです。

気づきにくい問題点

このようなワーク形式の場合、
問題と解答欄が一緒になっています。
これらのワークを解く子には、左利きの子、右利きの子がいるわけです。では、この並列の配置の問題を左利きの子が解いた場合、どうなるでしょうか?下の図をご覧ください。

左利きの子の場合、
鉛筆で解答の図を書こうとする際に問題が隠れてしまいます。
問題を見ながら描くことが出来ず、一度一度、手をよけて描かなければなりません。

これは子どものイメージを一瞬中断させます。
ですからこの並列の配置は、右利きの子に対してはいいのですが、左利きの子にとって悪い配置なのです。

プリントの「バリアフリー」

このようなワークの問題を作る際、利き手を考慮しなければならなく。(大規模なプリントなら色盲の子にも配慮をすべきでしょう)しかし、これらは市販の問題集では考慮されていません。

市販の問題集製作者は、現場の子どもたちの声を拾うことができません。問題をうまく並べることばかりデザイン意識があり、
子どものつまずきまでの配慮が分からないのです。
幸い私の場合「授業で教える」+「問題を作る」。
この2つを連動しています。
よって子供たちが何で困るか?毎回、声が伝わってきます。

問題配置はこれで決まり!

ここまでダラダラと問題配置に説明してきました。
配置にもいろいろと考えることがあることが、分かっていただけたでしょうか。でもここまでくると…

「だから結局、どんな配置がいいの?」

という疑問が浮かび上がります。今回、このプリントの最終配置はこのようになりました。

問題と解答欄を上下に配置。
この配置では、目線は上下すればいいだけで済みます。
右手、左手関係ありません。
またブロックの座標位置も分かりやすいのが特徴。
子どもたちにこの配置で3年生に配ったら、
正解率がグン!と上がりました。
3×3×3のブロックの問題にも挑戦する子達が出てきたほどです。
■最後に
このプリントのレイアウト実践中継2はいかがでしょうか?
ちょっとした問題の位置関係が、
子どもたちの学習の壁になってしまう。
それは以外に大人の目からは見えない。
このようなことが理解していただければ幸いです。

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