たし算・ひき算の判断つかないから、指で数えてみる。そういうやり方も受け入れていいんじゃないかな。だって“じっくりさんすう”なのだから、慌てる必要はないのよ。
“じっくりさんすう“改訂2版
以前、このブログで紹介した1年生の文章題プリント“じっくりさんすう”を改訂しました。
【関連記事】
・色えんぴつでじっくりさんすう
1ねんせい文章題を配布(13/10/02)
・色えんぴつで取り組む算数文章題。
ぼくがこだわったのは“それぞれ”でした。(13/09/28)
「発達段階にあわせられる算数プリントがあればな」
発達がゆっくりな息子をみてそう思ったのが、このプリントのはじまり。
それから実際に作ってみた。
算数が苦手な小学1年生に解いてもらいその様子をみると、まだまだ改良の余地があったのです。
子どもが絵(図)をみてたし算かひき算かを判断できるようになる。
このシンプルな使命がいかに難しいか…
発達段階としてたし算・ひき算の判断ができるステージにいない子は、どうしても指で数えてしまう。
これを…どうすればいいのか?
すごく悩みに悩んでね。
だから頭の中を真っ白にして柔らかく考えてみたんです。
すると思いがけないアイデアが、ぽろっとでてきました。
「指で数えることも
よしとすればいいじゃない。」
そう式にこだわらない。こどもが答を出せたことを、
まずはちゃんと受け入れる。たし算・ひき算については、そこでプラスαとして学べばいい。
だってまだその段階に到達していないのだから、ここで慌てても仕方ないんです。そこで改訂2版は、絵をみて、式を立てて、答を出すという流れとは別に、
絵をみて、数えて、答を出すという流れも作りました。
式が分からない子は数えて答を出してもいいよ。という感じ。
まずはプリントの懐を広くしなきゃね。使命を急ぎすぎちゃいけない。
じっくり、じっくり、じっくり。
慌てる必要は、どこにもないのだから。次回は、改訂2版のじっくりさんすうが、スムーズに学べるように作った追加補助プリントについて紹介します。
プリントをご希望の方は、ご連絡下さい。
1)図がイメージを手助けしてくれる
子どもの発達にあわせて、4種類の図を用意しました。子どもは、分かりやすい図のプリントを選らぶことができます。
2)ゆったり書ける
大きい字を書く子も想定して、最大A4紙に1問というゆったりとした構成です。
3)問題がやさしい
扱った問題は基本の5型(あわせる・ふえる・へる・そのほか・ちがい)です。やさしい問題から配列していますので、誰でも取り組むことが出来ます。
(教え方の手引きを製作しようか考え中です)
【対象】
小学1年生・2年生において、算数の文章題のたしざん又はひきざんの演算決定が分からない子
【条件】
・申込者のお名前とご住所をお知らせ出来る方。
・プリントをご使用後に、感想と更なる要望を
正直にお伝えできる方。
※このプリントは『じっくり考える場』が使命です。
その点について厳しく指摘できる方が嬉しいです。
・ご自宅にプリンタ等の印刷環境がある方。
(基本的にプリントはデータ提供です。
郵送をご希望の方は相談に応じます。)
【お申し込み方法】
件名を「じっくりさんすう1年生文章題の申し込み」と書いて、メールにてご連絡下さい。
メールアドレスは、本ブログの左バーにある「info@…」(…は略)です。
お気軽にお問い合わせ下さい。