子どもの「良さ」を最大限に生かす授業。
数年前までの僕の授業の良し悪しは、算数数学の学習全体として何が一番いいか?でした。でもここ2~3年は大きく変わりました。その子にとってベストな授業に取り組みだしたのです。
その中で子どもそれぞれの良さを中心に考えてきたのです。その子が持つ良さ。そこを生かすことができれば子どもは楽しく学べます。それは塾にはできない、家庭教師ならではです。
■良さはたくさんある。
しかし困ったことに子どもの良さは1つではありません。
たった1人の子どもにはいくかの良さがあり、学びのスタイルがあり、嬉しい言葉があります。それを考えだすと授業を構成する因子は極めて複雑。
この授業がこの子にはベストだ!と断言もできません。勘に頼るわけですから。「本当にそれでいいのか?」と僕は妙に自分に疑い深いところがあるんです。そこでここ最近、僕が取り組み始めたのは、プロファイル作りです。
■抵抗があった。
簡易的にプロファイル作りを始めてみると、すぐに発見がありました。
そして実際に授業でいくつか変更をしてみたら、その子の生き生き度がいつもより少し違いました。たった1枚の紙にその子の良さを書き記すだけで授業が良くなるんですね。
昔、このプロファイル作りには抵抗がありました。
こんな簡単な分析で子どもの良さが分かるわけないという気持ちがありましたし、なんだかそういう手法に教育としての抵抗があったのです。
しかしそうじゃないんと思いました。
近頃、僕は教育って「~なければならない。」じゃない気がしまして。
観念じゃ全く前に進まない。井の中の蛙状態になりかねません。
とりあえず、このプロファイル作りもこのブログで報告していきますね。