ゴールデンウィークに入って、学校・保育園はお休み。2人が遊んでいる横で、今朝も新しい算数プリントの設計をすすめています。まだ上の子が生まれて間もない頃、そう7年前に作った算数プリントを見てみる。するといろいろと想うこともあって…。歳を重ねた今だから?小学生の子をもった親だから?分かることもあるな。
たくさん作った算数プリント
かつて算数教室「図式」って教室をやっていました。近所のレンタル教室を借りて、週に1回。そこで自作の算数プリントを使って、図で考える算数を実践していました。実践というと大げさだな。絵を描いたりして図を描いて数の世界を広げていこうや、とのんびりとしたものでした。
そのとき作っていた算数プリントの一部(20%ぐらい)を今、このサイトで無料公開していてます。これらのプリントの目標は「多くの子が分かりやすい!」と言ってくれるでした。30人いたら27人が分かる!というプリントを目指せ。
いい目標じゃないと今でも思います。でもね今さら、そんなプリントを作りたいと思いません。そして欲しいとも思いません。
3人だけが喜ぶ算数プリント
でも「あったらいいな」と思う算数プリントはあります。27人の子から漏れた3人の子。この3人の子のための算数プリントならあったらいいな、と思います。
この子たちは能力において定型発達から外れる…特徴的な部分がある。みんなと一緒に受けている算数の授業は分からない。そして分からないままずっと時を過ごす…そんな子たちが「これなら取組めるよ」という算数プリントがあればいいなと思います。
きっかけは「わが子」なんだよね
そう思い始めたのはわが子が小学校に入り、その小学校生活を横目でみているからです。連絡帳で念密にみる毎日。週に1度、通級学校へ足を運ぶ日々。子どもの週末の日記をフォローする週末。算数はなんとかなっているけれど、国語はついていけてない。
つまり7年前のぼくと、今のぼくはおかれている状況が違います。そういう子たちとずっとつき合ってきたので、さすがに冷静ではあるけれど、一人の親としてわが子が「分からないまま時を過ごす」ことへの悔しさは同じ。ついていかれなきゃ、置いていかれるだけですか…ってね。
昔は算数のみかん先生で良かった。でも今は悩める親なんです。
今だから作れる算数プリントってあるんじゃない?
そしてタイトルにもどります。今だから作れるプリントがあるんじゃない?とぼく自身に向けてみたんです。あの頃にはできないけれど、今ならできること。それが「クラスの3人の子に向けた算数プリント」
今、これを作り始めています。
これまで作った計算プリントじゃなく、3年生から6年生までの主要な単元を、その子たちが分かりやすいように援助する。あちこちに細かい工夫を凝らした算数プリント(にするつもり)です。
でもね、こりゃ長い時間がかかります。ぼくが創造する以上に。でもね今やらなかったら、たぶん、後悔する気がするんです。だからじっくり進めています。
プリント制作についてはポツポツとお知らせします。