算数数学の色板書。やっと決まり!?青のキャラクター。

世間一般の人々にとって、極めてどうでもいいことなんだけれど、ある一部の人間、ここで言う僕にとってとても悩ましい問題はあります。
色によるキャラクター設定。
これが僕にとって大きな悩みでした。
僕が使っている色は5色あるんです。
その中でも頻繁に出てくる色にはキャラクターが設定されています。
オレンジ色=みかんちゃん
赤=イチゴちゃん
緑=きゅうり君

こんな感じです。
しかし問題は青。
青を何にキャラクター設定するか…これまでずっと悩んできました。
何だっていいじゃない!と思うかもしれないけれど、これは実に重要なことなのです。
少しでも青ではないものをキャラに仕立て上げると、子どもからブーイングの嵐。
ここで色とキャラが納得ができることが理解の一歩なのです。(本当です!)
それにしても青の果物や野菜ってないんですね。
野菜で言えばナスぐらい。
キュウリ君は例外として、ここは野菜ではいきたくない。
そこで悩んで悩んで出てきたのは…これです!

ブルーベリーのべリー君。
ちょっとダークなイメージです。
え、駄目ですか?もう少し考えるべきですか?
頭のVは勝利の印!という感じで笑
そうそうこういったキャラクターは絶対に難しくしてはいけないのです。
わずか3秒でかけることが大前提です。
それだったら時間がかからないし、
子どもたちも真似してかけますからね。

すごい成長を見せた子!その指導の秘訣は…

教えている子、みんな面白いんです。
一人で勝手に英語を勉強して中学2年で準2級とってしまう恐ろしい子。コツコツと分からない箇所を解決し、
5教科で400点取ってしまう双子。料理と小説がとても上手で何気に多才な子←(大化けの予感)。
それでも僕は、あまり教え子について書かないのです。まるで「僕が教えてこうなりました!」となる。正直のところ、僕はそういうのが嫌だったのです。書きたいならこうですね。
「この子の力でこうなりました!」
というわけで、今回はどうしても書きたい子がいるのです。
それは2年生のヒデ君。成績と申しますと…5教科合計で250点ぐらいですね。1教科で平均50点ぐらい。
「先生、他の子は何点とっているの?」
ある日、ヒデ君が僕に尋ねました。
「ぞれぞれだよ。」
「大体どれくらい?」
どうも気になる様子だったので、僕は正直に言いました。
「400点ぐらいとる子もいる」
「雲の上じゃん。」
僕は何も言いませんでした。
ヒデ君の偏頭痛
ヒデ君の悩みは1つでした。それは偏頭痛でした。学校へ行く朝に偏頭痛が起こるのです。1年生の頃は、偏頭痛で学校を長期休みを余儀なくされました。(そう書くとズル休みでは?と思われる方もいるかもしれませんが、彼の正直さをよく知る僕に疑う余地はありません。)
こんなこともありました。テスト前の週間。昼間、学校を休んでいる彼の家に僕が教えに行くのです。
「明日は中間試験だね。対策しよう!」
二人で盛り上がって勉強をする。
しかし、翌日。偏頭痛が起こり中間テストをお休み。
学校と自宅は目と鼻の先。僕たちが勉強する部屋から学校の校舎もすぐそこに見えるのです。チャイムの音まで聞こえてくる。
すぐそこだけれど…と思う歯がゆい気持ち。でもこれはどうしようもないことなのです。偏頭痛は起こるのです。二人で苦渋をなめました。
そして1年後。そんなヒデ君の偏頭痛は、2年生の中ごろから収まり始めました。次第に学校へ行けるようになりました。
偏頭痛の原因?
だれも分かりません。ただ行けるようになったのだからそれでいいと思っています。
そして彼は少しずつテスト前に勉強を始めました。2学期中間テストぐらいから徐々に上がりました。そしてついに300点を超えたのです。
中学2年の最後の学年末試験。
そこでなんと!5教科で366点をとりました。
いやぁ嬉しかったですね。
だって、1年前まで250点だったのです。
110点ぐらUP!!ですね。
僕は彼に聞きました。
「すごいねぇ。どうしちゃったの?」
「何でこんなに成果が出たの?」
聞いてみると驚き。
彼はちゃんと勉強の仕方を分析していたのですね。
「すごい!自分なりの方法をドンドン築いているんだね!」
僕はいたく感心しました。
そして、めでたし!めでたし!でした~。
普通はここで終わりますよね?
しかし…それからも彼の成長は
止まることがなかったのです。
■3年1学期期末
「今度の試験は内申点に大きく影響するから。」
彼は僕に言いました。
「そうだね。影響するからね。」
それは3年はじめの期末試験です(この学校では1学期中間試験はない)。
そこでプロ家庭教師みかん先生、
背水の陣で挑んだ試験対策の指導方法!それは…
彼の学習の段取り確認して、
苦手な学習を少しサポートする。

それだけでした。
たったこれだけなのです。
だから、ここで宣言します!
神に誓います!
「僕は彼に何か特別なことしてません!」
そんな彼の期末試験の結果…
いや、昨日確認したところによると、どうも
400点を超える
らしいのです…
怖いですね…。
子供って何をやらかすか分からないですよね。
うちの子も先日、3歳で鉄棒で懸垂を始めようとしています。
3歳で懸垂?
まさか150点up?
勝手に成長しろ!という感じですね。
雲の上といっていた1年生が懐かしいです。
あ、成長する指導の秘訣ですか?
ただ1つ心がけたことは…
成長の邪魔をしない。
ですね。
これが成長の証です。

上の成績表:中学1年生の1学期
下の成績表:中学3年生の1学期

中学数学2「関数の変域」色で分かる板書

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僕は板書の中で使う色エンピツを5本までと決めています。
これは研究を重ねてデータをとった結果、これ以上の色は必要ないどころか理解の害になるからです。実際に1つの板書で使う色エンピツは2~3本ぐらいですね。
では、ここで問題です。
一つの板書で色エンピツを3本使った場合、板書にある色は何色だと思いますか?
3色と引っ掛けで、エンピツの分もあるから4色!
と思った方は……残念です!
正解は5色。
そのもう1色を生かしたのがこの関数の変域の板書です。
その色とはノートにある「白」です。
この白を生かすことが色使いの秘訣ですね。

図式指導法が前進する瞬間!新たな新天地

みかん先生という僕のニックネームの由来が果物のみかんではなく、終わりがない旅という意味での「未完」であることは長い子どもたちとの中で知られていることだけれど、そんな未完の旅にも突き抜ける瞬間というのがあります。徒然な文章です。

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父の日。息子がくれたものは…

父の日のプレゼント.jpg
自宅に帰るとテーブルに見慣れない小物がありました。
「ナオがお父さんにって」とヨメさんから言われました。小さなメッセージたて。保育園で作ったそうです。しばらくたって、そうか!今日は息子にとって父の日だったのか、と気づきました。
日常の中で僕はナオくんのパパだったり、お父さんだったりするのですが、間違いなく父でもあるんですね。父て、今、なかなか言わないので、父親は認識不足でした。
それにしても、この父という響き
。なんといえばいいのでしょう。威厳と尊敬に満ち溢れたにおいがします笑。
僕にはないんですよね。
でもまぁいいと思います。息子は今朝も
「お父さん、お仕事行ってらっしゃーい!」
と手を振ってくれました。
それでいいと思います。

量が把握できる!誰でも作れる課題リスト

先日、紹介したとてもシンプル課題リストで少し説明を追加します。
学習の管理をどのように行うか?それはこれまで僕を悩ませてきたことの1つです。全く僕が手出しを出さない子もいれば、ある程度のフォローはする場合もあります。この課題リストはそのフォローのひとつです。
よくこのリストで驚かれるのは、なぜこれほどにシンプルなのか?ということです。特別な台紙を使うわけでもなく、適当なノートの1ページをざっくり使う。大切なリストですから、もう少しこった作りでもよさそうです。
理由は明確です。
それは難しいルールや凝ったものであれば、子ども達は作ることができません。このリストは子どもたちが作れることが大前提なのです。それが求められるリストの条件でもあります。
■自覚があれば有効
このリストは「やらなきゃいけないよな…」という自覚がある子には特に有効です。ページごと、問題ごとにセル[ボックス]を使って示すことがいいですね。
そして1ページ分にあたるボックスを色で塗りつぶす。すべてのセルが色で塗りつぶされたときが終わりです。これはなかなか達成感があります。そういえばワタミの社長も手帳にリストを作って赤で消していますよね。考え方は同じです。
■数字を使っては駄目。
ここは数字で管理してはいけません。
数字というのはとても抽象的な記号ですから、どれだけ進行しているか直観で把握できないのです。ここでは必ずセルを使い、視覚的に分かるようにします。
大切なのは
全体を把握し、進行を確認できる。
ただそれだけです。
それ以上の効用は必要ありません。
■計画表は生まない。
以前にこのブログでも書いたのですが、具体的な計画表を作ると子ども達は十中八九で計画倒れします。まず、計画通りにすること自体が高いハードルなのです。それは子どものやる気を削ぐ結果となります。
小さな成功体験を積んで、自分が起こすアクションに細かいアクションが返る。
これを子どもたちの学習の中に作ることが、自身で学習を続けるコツです。そういったためにもこのようなザックリとしたリストがいいのです。
いつまでに、どこまでするか?それは本人たちが考える。
そこを考えて采配を組んだり、組み替えたりする。結果的に頭の中でザックリとした計画を立てますので、後はそれに沿っていけばいいのです。