わが夫婦の“子どものしつけ論争”に苦言した人

食事マナーの悪い息子ナオに厳しく注意するヨメさん。そしてちょっと寛大ギミのぼく。夫婦間の教育への考え方の違いはときに論争に発展することもあります。そんな僕らの犬も喰わない痴話論争にしびれを切らした人がいた話です。

しつけ論争は根深い

それは子どものしつけについての夫婦間の考え方の違いはあります。ぼくは子どものコーチングをやっているけど、ヨメは『あなたのやり方をじゃだめ』とは言わないまでも緩やかに反旗を翻す。
(ヨメからみればぼくが反旗を翻していると言うのかな)
だから子育てにはヨメの考えを意識的に優先してます。ただ食事時とか考え方の違いが顕著に出てきます。
息子は食事がおそくお手元のミニカーで中間遊びが入る。箸の使い方は雑で、椀に口をもって箸で放り込む感じの食べ方をします。

厳しいヨメのしつけ

ヨメはそこで注意をします。

「食事中に立たない」
「茶碗はもって食べる」
「箸はきちんと持ちなさい」
「箸で食べ物をとって口へ持ってきなさい」

などなど。

『ありゃ〜言われているなぁ〜』なんてボケーっとぼくがその様子を見ていると、今度はぼくの方を見て

「あなた、口を開けて噛まない。」

と夫に注意を受ける始末。
うーん…夫としての威厳は欠片もないなぁ。(いいんです。フットワークの軽さがぼくの魅力だから…。)

でもまてよ。確かに食事マナーの大切さは分かるが、客観的に聞いているだけでもちょっと細かすぎる。
シンプル・イズ・ベストのぼくにとって、その細かいマナーなんて多少どうでもいい(と思っていることもあります。←ヨメへの気遣い)。そこでぼくは言いました。えぇ夫らしく。

ぼくの苦言

「あのさ、そこまで言わなくていいんじゃん。さっきからずっと注意してばかりだよ。」
「注意してないわ。教えてあげているのよ。」
「同じことだよ…。」

ヨメは不服そう。ん?ここで食卓論争になるのか!とぼくは身構えました。
よぉーし、ぼくだって言いたいことを(ブログでこっそりと言うのではなく)ヨメにガツーンっと言ってやるぞ!と無策のまま意気込みました。すると

「う・る・さ・い」

その声はぼくでもなく、ヨメでもなく。2人はナオの顔を向きました。表情を「ごはんのときは、しずかにするの。わかりました?」偉そうな小人が夫婦を指差して言いました。

その瞬間、両親はなにも言えず。我々夫婦は頭を低くして食事を続けました。全くそのとおり。子どもの成長って親の目には見えないのかな…プレートのご飯を必死にかき集めて口に放り込む息子をみながら、ちょっと思いました。