『みかんちゃんに引退を勧めようか。いやそんな……。』とグダグダと悩む近ごろの僕。算数数学の授業で出るキャラクター達のステージで頭を抱える家庭教師は世界中で僕だけかも。そんな世間的にはどうでもいい悩みをコッソリ書きました。
■よく働くキャラクター達
僕の授業板書に出てくるキャラクターと僕との付き合いは長い。
たぶん7年ぐらいだと思う。
その7年もの間、頻繁に子供達のノートを駆け回り、時には笑わせ、時には同情し、時には励ましてくれたわけだ。僕に気軽に話すことができない子でも、みかんちゃんや校長先生のやりとりにクスリと笑ってくれて、僕は何度も助けられた。
しかもみかんちゃんらはこんなことを無償でやってくれた。ストライキは一度もない。もし彼らがいない僕の授業ノートを想像すれば、それはとってもつまらないものになっていたと思う。
だからね。
「えぇ~皆さん、
この度、僕はキャラクター変更したいと思います。
これまでご苦労様でした。
また、いつか逢える日まで~」
なんて言えるだろうか……
■変更が難しい
授業板書で駆け回るキャラクター達は、僕の頭の中でも駆け回っています。キャストとして舞台裏で待機していて、僕がノート板書の合間合間で彼らを呼び出し、そしていつも楽しくいてくれる。
子供達の中ではどうか分からないけれど、僕の中ではやっぱり親しみ深くて。
だから新しく変える事への抵抗ってあるんです。
「だったらキャラクターなんて変えなくてもいいじゃない。」
あなたは思うかもしれません。でもそういうわけにもいかないから僕はずっと悩んでいるんですね。
■新しいステージに新たなキャラ
別にこれまでのキャラクターが悪いわけではありません。
彼らは男の子女の子問わず、皆から愛されてきたと思っています。
でもこれから板書の展開とか面白さとか、そういったものの追求を考えると、これはみかんちゃん達には荷が重いんですね。
どうしてもキャラクター「みかん組」はみかん節になる。これまで彼らに頼っていたんだけれど、そろそろそのパターンから出て行きたいって思っているんです。
■徐々に移行……かな。
というわけで、少しずつ授業ノートに新しい風を挿入していきます。
それはみかん組ではなく、新しいキャラクタ-の世界といっても過言ではありません。
まだ構想段階で、時間があればスケッチブックにラフを書いているんだけれど。
子供達は楽しみにしててください。
仲間達:僕にとっては彼らは大切な仲間です。これからも皆から愛される彼らでいほしい。