「やっぱり夏は大声でハシャギたいよなぁ。」
いつも“静かに”と近所迷惑を苦慮するぼくから、ちょっと遠ざけてあげたい。せめて夏のひとときは。そんなわけで、今年、息子ナオを九州の実家に連れて行って、そこで親と離れた生活体験をさせようかと。
一人武者修行
「海パンと帽子と…」
いつも保育園に行く際に使っている子供用のコールマンのザックに、次々と息子ナオの衣類を入れました。その中身は普段とあまり変りませんが、気持ちはずいぶんと違います。いつもの用意は半日分。けれど今回の用意は10日分だからです。
ことの発端は“ぼくの母が7月末1週間ほど休み”という話題でした。そこから母は「ナオを鹿児島に連れてきては?」と提案し、それならと福岡のヨメの実家にも話を進めて。
それが結局、福岡と鹿児島で10日間もの長期修行となりました。
じつは、娘が生まれたと同時にまだ3才だった息子ナオを、一度、鹿児島のぼくの実家へ預けたこともあるのです。
その時の記事:離ればなれぼくの家族。3週間目に入りました。
当時はまだ早いかなぁという後日談もありましたが、そんなナオも今は5才。これならもう武者修行に十分な歳でしょう。
ぼくがいない場所での成長
このところ息子の成長がめざましくなってきました。もちろん、このブログで何度か書いている言葉の面では他の子との差はありますが、それでも息子自身を1日前後で比べても「成長したな…」と感じる事があります。(その点についてヨメはよく分からないみたいです。)
そんないろんな物事の成り立ちが分かり始めたのであれば、それに応じていろんな経験をさせたいです。とくに全く自分の生活環境と異なる場所で、異なるルールの中で生活することは、息子の世界を広げる1つの妙薬になるんじゃないかなぁって思うんですよね。
普段の狭いマンション暮らし。ここでは部屋の中では大声を出したり走り回ると注意を受けます。しかし田舎の九州の実家では(ある程度まで)許されます。
その場所に応じてルールが変わっている。それを息子自身がちょっと経験してもらえたらなぁと思います。普段のルールに従っている中だけでは、絶対に見えないものがたくさんありますので。
また、親が近くにいるとそのキラリと光る監視の目が気になって、子どもらしい悪戯を発明することができません。常識の枠をちょっと出る…そんなチャンスを逃すのは惜しいです。まぁ親がいない方がいいことだってたくさんあると思っています(ぼくの経験上)。
とにかく良いことも悪いことも引っ括めて、たくさんの経験を積んでほしいですね。明日、見送りたいと思います。