勉強しなさいじゃ動かない-コーチングメモ

コーチング法をまとめながら気付いたこと。
子どもがテスト前なのに勉強をしないときに、
どのような働きかけをすればいいのか考えてみました。


子どもがテスト前なのに勉強をしない。
このとき親や先生たちがよく用いる方法は以下の通り。
1勉強の素晴らしさを説いたり、
2将来どんなに「まずい未来」がまっているのか説いたり、
3勉強することを子どもの義務としたり。
これを子どもに翻訳させれば「勉強しなさいということ」とすぐに応える。
ただし、残念ながらこれらの方法で勉強を始める子はいない。
せいぜい、「うん、がんばる!」といいながらも
ヤレヤレ・・・とその場を逃れるためのしぐさがオチ。
これらの方法は方法云々よりも
働きかけるターゲットが間違っている。
これらは全て「頭」に働きかけている。
子どもが勉強の大切さを理解していなかったり、
将来どんなことが起こるのか理解していなかったり、
学習が義務であることを理解していなかったり。
「理解していないから、やらないのだ。」
という前提を基に働きかけている。
しかしながら子どもはちゃんと理解している。
そして理解している上でやらない。
ここでどんなに理解を重ねても、絶対に勉強を始めることはない。
そもそもターゲットが違う。
頭では分かっているけれど、
心が動きださない。
ターゲットは心。
心が動きだすアプローチに焦点を絞らなければならない。