キレル子供たちに対応するノウハウ。今の日本の教育現場にはありません。海外ではこの指導方法が少し進んでいる様です。
【朝日新聞・09年10月01日】
我を忘れる子どもたち
この記事に出てくるキレタ子供たちに驚きました。
授業中、6年生の男子児童が突然彫刻刀を振り回し始めた。名古屋市の小学校教員(57)が、前に勤務していた学校のことだ。女性教員から作業のやり直しを命じられた直後だった。
【朝日新聞・09年10月01日】
先生が教室から逃げ出した直後も、廊下を走って追いかけてくる。間もなく取り押さえられたが、目はすわり、自分でも何をしているのか分からない様子だったという。「落ち着け」と声をかけられるうちに「先生、ごめん」と正気に戻った。
一体、何があったのか?
大人の感覚からみれば、とんでもない子、と思われますが、いつもはとても大人しい子だったりするそうです。
ただ何かの拍子に、我を忘れてしまう。瞬間的な心の震動をただ制御できないのです。
取り組み「セカンドステップ」
自分の気持ちをうまく表現できない子供たちのために、活動をしているNPO法人があります。
「少子化で大事にされ、他の子との間で我慢を経験することもなく育っている。感情のコントロールが出来ない理由はそこに根ざしている」
【朝日新聞・09年10月01日】
というのは、NPO法人“日本こどものための委員会”の渡辺さん。
アメリカから導入したセカンドステップという教育法で、子供たちに感情のコントロールを覚えさせていく。
写真のカードを見せていく。悪口を言われたときのカードから、子供と会話を通して
「うれしい、かなしい、驚いた」
などの基本的な気持ちの学習をするのです。
カードで気持ちがわかるのか?そんなことしないと駄目なのか?そう思いたくなりますが、私はこの教育法に賛成です。
イメージ想起が経験学習になる
私たちは、無意識の経験則でコミュニケーションをしていると思います。
感情の収解放も無意識の経験で感じている。小さい子は特にそうだと思います。
現代の子たちは、他人とのコミュニケーションの時間が少ないです。