公式掲載は推理小説の種明かしじゃないかな

教科書をめくれば、公式が載っています。
これが意味するものは「冒険はさせません!」なのかもしれません。

なぜ、公式を発表するのだろう?

今から学習するところを教科書で覗くと、すぐに太い線枠で「公式」が書かれています。

近頃、なぜ、公式を書いてしまうの?と考えてしまいます。
これは算数数学を知れば知るほど、公式を掲載することをしらけてしまいます。

2ページ目で犯人のネタばれ推理小説

教科書で公式を発表するということ。これは、推理小説を読もうとするその次のページに、

「犯人はこの人です!」

ネタばれさせるようなものだと思います。そして、なぜ、この人が犯人なのかトクトクと説明する。知ってしまった以上、引き付ける謎解きはありません。もちろん公式を導くという面白さはあっても、自分で公式を作るという冒険が今の教科書にはありません。

感動する教科書

映画や本など世界中の文化は感動に満ち溢れています。
しかしこの教科書にはここに感動を!というフレーズが見当たらない。教科書が感動を与えたら、学校の先生が要らないじゃないか!といわれるかもしれませんが。

もちろん先生の存在は感動に不可欠だと思います。仮に感動する教科書というものがあっても、それをどのように使うか?これによって授業の中身が変わるのではないかと思うのです。

算数が苦手な子ほど「図解」の効果はある!過去の実験例を紹介します

「算数数学は図を描いて考えることが大切です」と日頃から子どもたちに話しています。今回、この記事で、発達心理学の学者さんによって明らかにされた「図解と補助説明が子ども達の学習理解を向上させること」が証明した実験について説明します。

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