わが子も小学生・中学生となると、状況に応じて接し方を変える必要があります。
それは大きく7つありました。今回の記事で、みかん先生の父親としての7つの接し方をご紹介します。
子どもたちと接し始めて30年近く、父親としてもわが子と15年ほど接しています。
特にこの4年間は、わが子との生活を大切にして「親」という立場で接することが増えてきました。
その中で「教えている子」と接することと「わが子」と接することは、やっぱり違うんだなと思います。
親という役目が付くだけで、伝えるべきものも変わるのです。あまりに身近な存在だからこそ、気を配る必要もあります。
そこで今回、みかん先生が親としてわが子との関わり方を「7つの接し方」としてまとめてみました。
1.教える
子どもが知らないことを「教える」です。これは主に勉強の場面で行われますが、何気ない会話の中でも起こります。
例えば、NHKの番組を観ながら「ねぇこれってどういうこと?」と尋ねられて教えたり、いっしょに料理をする場面で切り方や味付けの仕方を教えます。
子どもを教育するために、親が最もよくやることです。
2.促す
もう子どもが知っていることの中で、うまく行動へ移せない場面でやるのが「促す」です。
動作を移せないには理由があります。
それを踏まえて行動までの時間に猶予を設けたり、その先の変化をアナウンスします。
このとき気をつけているのが「叱る」「怒る」へならないことです。
大体において促して、時間をかけて待てば行動へ移ります。そのときにこの後に述べる「労う」も忘れてはいけません。
3.諭す
子どもが物事の道理を分からず振る舞ったとき、親としてやるのが「諭す」です。
教えるは知識を伝えるためのものですが、諭すは人として生きる上で必要な道理に近いものを伝えます。
頻度は少ないですが、それだけに全ての手を止めて、子どもの目をじっと見て静かに語りかけます。
わが子を「正しい行いができる人」に育てるために、親として必要不可欠な行為と捉えています。
4.叱る(+期待する)
子どもが悪いと認識していていながらやったとき、親としてやるべきは「叱る」です。
約束を守っていない、ルールを破っている。
社会生活を乱す行為について、子どもの目を見てしっかり叱ります。
ただ叱った後の「いい変化」を期待する声かけも併せて必要です。
むしろ「いい変化を期待をする」ための叱る行為です。
5.労う
子どもにとって大変だったことを完了したときに、近くにいる存在として忘れてはいけないのは「労う」です。
7つの動作の中で最も軽視されがちですが、これこそ「あなたの存在を認めています」という他者からの表明です。
「おかえり。お疲れさま」というひと声はもちろん。手伝いを終えた後、勉強を終えた後に「お疲れさま。ちょっと休憩もはさんでね」とひと声かけます。
家族同士で「労う習慣」が生まれると、家族は強い絆で結ばれます。
6.感謝する
他者が自分に対してやってくれた行為に対して、自分が本当に嬉しくて伝えるのが「感謝」です。
「してくれて、ありがとう」と感謝を述べるのは家族でなくても当然あるべきことです。
ただ、ぼくは「家族としていてくれて、ありがとう」と、そこにいることへの感謝も伝えています。
家族こそ最も深いご縁の世界です。それを感謝する存在でありたいと思っています。
7.讃える(=褒める)
子どもが何か達成したとき、それを親という立場ではなく他者という立場で「讃える」のです。
多くの親はそこで褒めます。ぼくはそこをできるだけ「讃える」に変えています。
子どもがテストでいい点数をとったら「よくできたわね。ほんと偉いわ」と褒めるところを、「これ、すごいな!やるときはやるなぁ」と讃えるです。
ただ子供としては親に褒めて欲しいという場面もあります。その時はしっかりと褒めます。
ここまで紹介したわが子にやっている7つの動作は、決して特別なものではないと思います。
ただこのようないろんな関わり方に触れることで、子どもは自分の中で「正しさ」を見つけて、自分を信頼して、社会人としての接し方を学びます。
この7つの動作は、頻度に偏りこそありますが、どれも子どもを教育する上で必要なものだと思います。
というぼく自身も、まだまだ反省することばかりで日々精進に努めている次第です。