子どもに強く影響を及ぼす“先生の価値観”のこと

これまで僕が出会ってきた素晴らしい親御さんたちに、ある共通点があります。それは先生を選ぶ基準が、実績・効果・金額でもなく、それは「価値の影響」ということです。

ある親御さんがいいました

若いころ、お子さんの成績が思いのほか上がらなかったことをお詫びしたときのことです。
親御さんからこんなことを言われました。

「成績のことは気になさらないで下さい。いいんです。先生は分かりやすく算数を教えるけれど、娘は十年後、成績のことも、授業の内容をたぶん忘れているはずです。

でも先生が話しになったわいない話は娘の脳裏にしっかり残っているはずです。それって娘の生き方に影響を与えるんです。だから私は先生を価値観で選んでいるんです。」

ドキッとしました。先生の価値観。たしかに、将来、子どもたちは僕の授業内容のほとんどを忘れるでしょう。それは仕方ないのです。

しかし子どもたちはぼくの授業内容以外のことは鮮明に覚えている。たしかにぼく自身過去の先生たちを思い出しても、記憶しているのは「その人の在り方」です。

価値観が形として残る

つまり家庭教師の先生にお金を払って最後に手にしたものが、授業内容ではなくその人の価値観となる。もし本当にそうなるのなら、親御さんたちは家庭教師の選び方を少し考えなおしてもいいのかなぁと思います。

家庭教師はその人の価値観で選ぶ

こんな考え方があってもいいはずです。僕の授業の効果、学校の現場での成果などは参考程度に留めて、ぼく自身の価値観に注意を払うことが大切なのかもしれません。

授業中にお子さんは僕に尋ねます。

「どんな風に奥さんと会話しているの?」
「息子さんとどんな風に遊んでいるの?」

それに私は応えます。そのときお子さんの中にひとつの価値基準が生まれるのです。

価値観を知ってもらいたい

もし「わが家は大迫の価値観には賛同できない!」というのならば、それは受けてはいけない教育サービスだと思います。

だからぼくは、ぼく自身の価値観を含めて理解してもらいたいです。

これからは、自身のライフスタイル、子育て、授業のカタチ、すべてをひっくるめて書いていくつもりです。参考にしてみて下さい。