これまで算数や数学をずっと教えてきたので、他の教科にふれる機会はありませんでした。今年度から息子の学習サポートを通して他の教科にも深く関わると「これはマズいんじゃないか」と思った教科がありました。それは英語です。
度数分布図の異変
息子の英語の成績が悪かったわけではないのですが。息子の中学校から配られた定期試験の点数範囲の度数分布図をみて「あれ?」と思いました。
英語の度数分布が、どこもあまり大差ない。
ふつうこのような試験の分布図は「山型」になります。60-70を1番の山にして、富士山の形になります。試験の難易度によって山の頂上が左右にズレますが、山型には変わりありません。
それが底得点から60点ぐらいまで横一列。計算すると全体の約40%の生徒たちが50点未満でした。
試験が難しいから?
いや、違うでしょう。その一方で、約10%の生徒が90点以上を獲得しているのです。実際、ぼくもその試験をみましたが「これは簡単だな」と思いました。
そこでぼくは英語が不得意という息子のお友達に、電話できいてみました。
彼に単刀直入にきいてみました。
「英語ってどう?」
すると「いや…わからないですね」という回答。
「どこから?」
「まぁ…」
話を聞きながら、これは英語が分からない子が急増しているな…と気づきはじめました。そしてこれは英語先生のせいじゃないな…とも思いました。それでは原因ってなにか。
新指導要領とコロナかなと思います。