重さ当てゲームで「重さ」を身近な存在にしよう
重さは、長さ・かさ・面積などと違って見て判断がしにくいです。もちろん「重そうだ」「軽そうだ」と想像できますが、それはその人の経験則によるもの。
重さとは実際に手にとってみて初めて実感できます。
だから重さは面白い!
ぼくが0.1gまで測定できる電子秤を用意して、Mくんに「今日は工作用紙の重さを測ろう」と提案しました。
1枚7.0gの工作用紙を測測るっていく。
するとM君は「は!」と思いついて、急に席をたってなにやら袋からゴソゴソと取り出してきました。
なんだ?
もってきたのは「大量のけしごむ」でした。
「先生、これを測ろう!」
めっちゃ笑顔です。
ナイスアイデア!大賛成!
ぼくは、ふたりで重さを手で確認しながら、「これはさっきよりちょっと重い」「これはうーん…ちょっと軽いかも」と感想をいいながら測りにのせていきました。

すると面白くて、楽しくなっていきます。
二人で「重い軽い」をいいながら、「今度はどれくらいだろう?」と重さ当てゲームのはじまりです。
「これよりは重いけれど、これよりは軽いね」前の重さの記録をみながら、予想をしていきます。

こうやって重さの大小を感覚で体験し、数値として納得していきます。両方のアプローチが理想的です。
ちなみに大きな重さの単位(kg)は体重計をつかいます。
しばらくして、ぼくはペットボトルをのせてみました。

その重さは444.3gです。ぼくはここからMくんに尋ねました。
「これ、横にたおしたら重さは軽くなる?重くなる?同じ?」
Mくんはしばらく考えて…
「同じ…」
と答えてくれました。すこし不安げ。ぼくは意味深な表情をして、秤の上でゆっくりペットボトルを倒してみました。
すると

「よし!」
とMくんはガッツポーズ。ぼくは悔しい表情をします。忘れないでください。これは二人のゲームです。戦いです。
そしてぼくは彼にもう一度尋ねます。
「ペットボトルを逆にして、キャップを下にして測ったらどうなる?」

キャップの底面積は小さいです。ということは…子どもの感覚でいえば「接地面が小さいから重さが伝わらないんじゃないか?」という予測だってありえます。
ぼくは表情で揺さぶります。
ふふふ…今度は難しいぜ
でもMくんはキッパリといいました。
「おなじ!」
ぼくは、スンという表情をしました。そして秤の目盛りを読み上げました。

444.3gです
「よっしや!」とMくんはガッツポーズです。
ぼくはお見事と拍手しました。楽しいですね。ほんと楽しい。
最後に、この間はひな祭り「3月3日だから」ということで、3.3gを作ることにしました。

これはなかなか難航。付箋をつかってやっと実現しました。
最後に
今回、重さの勉強であり小数の勉強でもありますが、小数の話を一切していません。
小数が10進法であり、右側の位だから小さい量を表示しているのは、本人もさりげなく学んでいるのでそれでいいのです。
このような重さの学習は秤を使って小数のたし算・ひき算へと発展できます。これも「重さ当てゲーム」としてやっていくと盛り上がります。
ぜひ、ご自宅でも重さの学習として取り入れてみてください。

